整骨院壱番館で足の指の骨折の有無を
見極められるか⁉
横浜市中区にある整体/整骨院壱番館から
皆さまにとって有益な情報をお届けしていきます!!
花粉症ツラいです・・・(笑)
今回も症例報告をしていきたいと思います。
※バックナンバーです。
こちらも併せてお読みください\(^o^)/
ダンスをこよなく愛する1人の男性の方が
来院されました。
いつもは膝の痛みで来院してくださるのですが
その日はベッドにご案内するとき、足取りが重く
左足を引きずっているように見えました。
どこか怪我をしたのか聞いてみると
「特にどうもしないよ」
とのことでした・・・(;'∀')
いやいやいや・・・‼
歩き方が完全におかしいですから!!
ちょっと診せてください。
左足を見てみると誰が見たって
わかるくらい腫れてます。
「なんか急に左足が腫れてきちゃったから
何か虫に刺されたのかと思って皮膚科に
行ったんだよね。そしたら、炎症がひどいから
塗り薬と飲み薬をもらって飲んでるんだ」
とは言っても2、3日前の話ですから
少しずつでも腫れが引いてないと
おかしいですよね?
虫刺されによる炎症なら・・・。
なんか引っかかるので、
もう一度仕切り直してお話を伺ってみると
そういえば机の角に小指を軽くぶつけたっけな〜
と、軽い感じでおっしゃっていました(笑)
そこで私はピンときましたね。
こりゃ骨折してるなって。
もちろんピンときたからと言って
決めつけるわけではありせん。
骨折だと思った理由がちゃんとあります。
とりあえず応急処置をして皮膚科ではなく
念のため、整形外科に行ってもらいレントゲンを
撮ってもらいに行ってもらいました。
その結果、、、
やはり「足の小指の骨折」でした。
その後、患部をしっかり診させていただいて
しっかりと治療させていただきました。
と、前置きが長くなりましたが
今回は、足の小指の骨折について
少し触れていきたいと思います。
とその前に腰椎椎間板ヘルニア
についてのバックナンバーを紹介しておきます。
腰痛でお悩みの方がいたら
是非読んでみて下さい♪
目次:
ここではもし足の小指が骨折していた場合の
事を詳しく書かせていただきます。
1.足の小指が骨折したときの治療
2.足の小指の手術をする場合
3.保存療法で固定する場合
4.骨がくっつく期間と全治まで
5.足の小指を骨折した時の治療期間
6.骨折の固有症状
7.小指を骨折した時の応急処置
8.まとめ
1.足の小指を骨折していた時の治療
足の小指を骨折した場合、一般的には
小指をギプスなどで固定されると
いうことはあまりないです。
また、足先や手先の神経は敏感な為
骨折した時の痛みは激しい場合が多いですね。
骨折してから24~48時間後が痛みの
ピークだと考えましょう。
最悪、痛みが強すぎて眠れないなどの
ことがあれば鎮痛薬(市販のでも可)を
飲んでもいいです。
しかし薬は薬なのでなるべく痛みが
強い時以外の服用は個人的には
さけたいところですね。
反対から読むと「リスク」です・・・
2.足の小指の手術をする場合
(JONES骨折、下駄骨折など)
以前にもお書きしましたが小指の骨折で
一番注意しなければいけないのが
「手術が必要な小指の骨折」の場合です。
これは、骨折の程度で決まるわけではなく
骨折した足の場所によってほぼ決まります。
骨折した骨の破片が周囲の組織に食い込んで
しまっている場合などはそれを手術で
取り除かないと治癒期間に大きく差が出ます。
骨の破片が関節の中に入り込んでしまう
場合などはほぼ手術適応と言っていいでしょう。
プロスポーツ選手にみてとれるように
手術をするほうが治癒に際する期間が
短くなったり治癒してからの
再発防止を含め、今後のパフォーマンスにも
大きく影響します。
なので、手術をするかしないかは慎重に
判断したいところですね。
3.保存療法で固定する場合
足の小指に限らず、ほとんどの骨折の場合は
手術を行わずに固定をしっかりして患部を
安静にして治癒を目指します。
足の指の骨折の場合、固定の方法は
ギプスを使う場合もありますが、
着脱可能な固定具を隣の指を
副木代わりにテーピングで
巻く方法が一般的です。
そもそも、足の指は短いので
副木やシーネ固定が他の部位よりも
困難なので隣の指を使った方が靴との
相性も考えるとベストだと考えます。
テーピング方の巻き方を
聞いて自分で巻けるといいですね。
※違和感を感じたり指先が冷たく
なるような感覚やピリピリとした
しびれに似た感覚、足の指の色が
青色に近くなってきた
ときなどは病院に行く前にその場で
すぐテーピングを外しましょう。
4.骨がくっつく期間と全治
もし骨が折れた時、一体どのような方法で
全治○○週間と決めているのか?
もちろん個人差はあるとは思いますが
適当に言っているわけではありません。
実は骨折をしたところがくっつくのに
最良の条件下における骨癒合までの最短の日数
を示す基準があります。
これをグルトの骨癒合日数と言います。
このグルトの骨癒合を元に
足の小指を骨折の場合
骨が癒合するまでにかかる期間は
大体2~6週間が目安となっています。
先述したように骨折具合や
癒合速度には個人差があります。
足の小指の骨折の場合だと
早い人で2~3週間
遅い人だと5~6週間
以前と変わらぬ生活を送れるようになるでしょう。
注意したいのが、骨が完全に癒合するまでに
無理をして動いてしてしまうと
再び骨折部位が痛みだして完治までに
時間がかかることがあります。
痛みが治まっても動ける場合もあるので
しっかりと掛かりつけの先生に
聞きながら過ごしましょう。
腰痛や膝痛の改善しない理由はお水のせい!?
5.足の小指を骨折した時の治療期間
では、足の小指が骨折していた場合
どのくらいの治療期間が必要なのでしょうか。
足の小指を骨折してから、
完治までにかかる期間は
大体2、3ヵ月と思っておきましょう。
※個人差があるので完治までの期間には
差異があることも覚えておいてください。
稀に骨折した骨が完全にくっついた
後にも数か月にわたって痛みや違和感が
残る場合もあります。
原因は不明と言いたいですが、実は小指を
怪我したことによって身体のバランスが
大きく崩れてしまっていることが多いためです。
長時間歩いたりしたときに小指が痛かったり
あまりにも痛みが長引いてる場合など
は一度ご相談ください。
足の小指は気を抜いているときこそぶつけやすく
なおかつ激しい痛みが出るところです。
再骨折しないために普段から注意して、
偏食なども骨折の原因となりますので
食生活も併せて気をつけましょう。
足の小指ですが、骨折してしまうと
完治まで長くかかるケースもあると
いうことを覚えておきましょう。
そして、そのせいで身体の不調を
引き起こしてしまうことも
あるということですね。
6.骨折の固有症状
さあ、本題に戻りますが(笑)
では、なぜ小指が骨折だとわかったのか
我々柔道整復師(国家資格)において
骨折かどうかを判断する項目が明確にあります。
それを骨折の固有症状と言います。
①異常可動性
骨による支持性が失われて関節でない異常がある
部分に関節のような可動性(異常可動性)を認める
場合があります。完全に骨が折れていないときは
このようなことは起きません。
②軋轢音(あつれきおん)
骨折により骨が離断している場合、その骨折部位を
押すと「グズグス」や「ギシギシ」といった
音を触知することがあります。
骨折して割れた骨同士が擦れて出る音で
骨折特有の症状です。これは耳で聞こえる
というよりは施術者の感覚的な音になります。
③転位と変形
骨折した骨がずれたり曲がったりすることを
「転位」と呼びます。
また、その結果骨折した部位の見た目が
変形して見えることを「変形」と呼びます。
以上が骨折の固有症状というものです。
(なるべくわかりやすく書いたつもりですが)
私が今回診させていただいた中で
上記のうち2つが確認できたから
骨折ではないかと判断したわけです。
直感だけではないですよ?(笑)
その他、腫れ方や痛みの出方、内出血など
いろいろと外傷性のものであるという判断は
比較的つきやすい今回の症例でした。
7.小指を骨折した時の応急処置
では骨折していなかった場合はどうするの?
基本的に応急処置(RICE処置)に準じます。
☑安静(Rest)
つい、動くか確かめたり押してみたり
したくなりますが安静にしておきましょう。
歩く際にはできるだけ小指だけに
負担がかからないように注意すること。
運動が可能な時期になると適度な刺激は
骨の再生にプラスに働くこともあるので
恐々と歩かない事。
☑冷やす(Icing)
打撲にしても骨折にしても
ぶつけた直後は激痛が走ります。
嫌ですよね。
ぶつけた瞬間ではなく痛みが
遅れてやってくるところなんか・・・
この時、氷水に足を突っ込んだり
保冷剤を当てるなどするのは
患部を冷やすぎてしまい良い組織まで
壊してしまうのでやめましょう。
大体の目安は流水で20分~25分くらいですね。
※このRICE処置のアイシングに関しては
怪我が起きてからどのくらいの時間やればいいのか
現在では様々な見解がありますが当院の考え方として
アイシングは特に受傷後、48時間経過した時点で
冷やさないようにして、むしろ温める方向でいいと考えています。
過剰に冷やすと良い組織まで壊してしまう為です。
☑固定(Compression)
骨折している可能性がある場合は
まず素人判断で患部を絶対に動かさない。
直後は、痛みを確かめる動きをしたり
むやみに引っ張るなどの事は痛みが
なくてもやめておいた方が無難です。
小指の場合小指だけを固定するのは
難しいので薬指と合わせて併せて
固定するようにします。
小指と薬指の間にガーゼや綿花な
どを挟み、小指と薬指をいっしょに
テーピングで巻きます。
この時患部を圧迫し過ぎてはいけません。
強く巻き過ぎないように注意しましょう。
☑挙上(Elevation)
本来は心臓より高い位置に患部を
持っていき重力を利用し腫れや炎症を
コントロールすることを目的として
行いますが・・・。
なんせ患部が足の先なので・・・
横になって足を高く上げる
やり方がベストだと思います。
基本的には骨折していない場合は
上記のよう処置をして患部をみます。
治癒に向けての治療をしていけば
順調にいけば1週間ほどで痛みは
消えていくと思います。
(ぶつけた程度にもよりますが)
まとめ
今回の症例で怖いのはそのまま症状を
見ずに放っておくことが一番怖いですよね・・・。
このまま放置していたらどうなっていたか・・・。
やはり、ちゃんと日頃から皆さまの身体の状態を
把握しておかなければもしかしたら・・・
そのまま皮膚炎のまま片付けられていたかも
しれません((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル
今回のように、ご本人すら気づいていない
場合もあるのでさらに当院側も気をつけるように
さらに身が引き締まりました。
これは骨折だけに限らず腰痛や首の痛みでも
身体のどこでも同じですよね。
痛みと向き合うのではなく人と向き合う。
これからも皆さまの生活に寄り添えるように
精進してまいります。
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