症例報告26
肘の脱臼の現場に遭遇!!さあ、どうする?
横浜市中区にある整体/整骨院壱番館から
皆さまにとって有益な健康情報をお届けします。
今回は坐骨神経痛や、腰痛の
症例報告ではなく、外傷の症例報告になります。
普段は、あまり外傷(骨折、脱臼など)の
症例は書かないのですが
整骨院や接骨院が多くある中、
骨折、脱臼の整復もちゃんとできるんだぞ!!
ってところを少しだけ
お書きしたいと思います(笑)
お名前(西嶋 順)※ イニシャルでもOK
※住んでいる地域(横浜市西区)
Q.壱番館へ来院前は
どのような症状でお困りでしたか?
ひじの脱臼
スポーツ中その場で治してもらった
Q.辛かった悩みの症状で
今まで他の病院、治療院へ行かれましたか?
いいえ
Q.その中でなぜ整骨院・整体院 壱番館を
選ばれたのですか?
信頼できる人柄にひかれたので
Q.実際に施術前と施術後での
生活の変化などを教えて下さい
ひじが入って良かったです
Q.同じ症状でお悩みの方
受診を迷われている方に向けて一言お願いします
おすすめです!!
目次:
1.はじめに
2. 肘関節後方脱臼とは
3.脱臼の固有症状
4.施術後記
1.はじめに
治療院、整体、整骨院、接骨院・・・
町中にあふれかえっていますよね・・・
どの整骨院さんにも施術のコンセプトがあって
どのような施術をするかはまちまちです。
どこの整骨院に行けばいいか分からなかった
なんてことを聞くのもよくある話です。
しかし、今回はそんなことはお構いなし!!
フットサル中に変な角度で手をついて転び
肘を脱臼した男性が悶絶しています!!
さあ、あなたの行っている整骨院の先生は
①安全確保して、応急処置をして救急車を呼ぶ
②脱臼は急性期ほど入りやすいのでその場で整復する
さあ、どっちですか?
どっちが正解ということもでもありませんが
患者さんの事を考えると、その場で
今ある不安を取り除いてあげた方が良いですよね?
整体/整骨院壱番館では
整復できるから偉いとか、
できないからダメとかいう
考えではありません。
しかし、我々の持っている
国家資格:柔道整復師
という資格を取ったからには
こういった外傷にも強くなくては
いけないと常々思っています。
今回はそんな肘関節後方脱臼の
整復から施術に関して
の症例報告です。
2. 肘関節後方脱臼とは
では、肘の関節の後方脱臼について
お書きしていきたいと思います、。
肘関節脱臼の主な原因:
肘関節脱臼は、外傷性の脱臼の中では
肩関節に次いで多く発症します。
主に、柔道やレスリング等の
コンタクトスポーツで受傷したりします。
また、サッカーやフットサル時に転倒した際、
肘を伸ばした状態で手をついたりすると
肘の関節に圧力がかかり、肘が過伸展されて
脱臼してしまうことがあります。
簡単に言うと、ひじが曲がらない方向に
曲がっちゃうことですね(^-^;
その脱臼の中でも特に多いのが
今回の肘関節後方脱臼です。
治療法
肘関節脱臼を起こしたら、
まず整復術を行います。
(ここが大事で、受傷後速やかに整復できれば
比較的に簡単に整復できると言われています)
その後、包帯や三角巾で固定します。
ここで重要なのは、
脱臼に伴う骨折があるかどうかですが、
脱臼を整復する際に骨折があったとしても
先に脱臼した肘を整復しないといけません。
見ただけでは分からないので、整復が終わって
固定も終わったら、整形外科にて
レントゲンを撮りに行ってもらうことになります。
骨折や靱帯損傷の程度が著しく、
整復位が保持できないような場合は手術を行います。
一定期間の固定の後、機能回復のための
筋力強化トレーニングやリハビリを適宜行います。
肘関節脱臼の後遺症として
尺骨神経や正中神経の損傷、
上腕動脈の損傷の恐れがあります。
ですので、整復の前後にしっかりと
神経、血管に異常がないかも
調べることも重要となります。
3.脱臼の固有症状
脱臼と言うのは見ればすぐに
わかりそうなものかと思われがちですが、
なかなか脱臼とすぐ判断することが
難しい場合もあります。
その時は脱臼の固有症状と言って
脱臼の時にしかでない症状があります。
この固有症状があるかどうかで
まずは脱臼の有無を判断します。
今回の場合は受傷後数分しかたっておらず
患部の腫れや内出血も出ていない事から
容易に脱臼と判断できました。
では、脱臼の固有症状と言うのは
どういうものがあるのでしょうか?
以下の2点が脱臼の固有症状です。
脱臼固有の症状
・弾発性固定(弾発性抵抗)
患部に対して他動的に運動を試みると、
弾力のある抵抗が認められる。
ある程度は動くが、力を緩めるともとに戻る。
・関節の変形
その名の通り関節部が変形して見えます。
脱臼しているわけですから当然関節部が
正常なわけがありません。
明らかに肘が反対を向いている等
関節の変形が著名に見られます。
この2点をまずはしっかりと確認して
後は、各関節の脱臼による特有の変形や
症状を見極めて整復動作に移ります。
4.施術後記
本当のことを言うと、
骨折や脱臼の応急処置ができるという
柔道整復師の資格を持っていても
実際の脱臼や骨折の現場に立ち会う事は
少ないです。
だって、骨折や脱臼の疑いがあったら
みんな整形外科に行きますもんね(笑)
ただ、その場で脱臼や骨折が起きた場合
上述した通り、間違いなく受傷後から
早く整復した方がスムーズに整復できるはず。
(もちろん例外もあります)
救急車を待って、病院で待って
レントゲンを撮ってなんてやっていたら
どんどん内出血が貯留してしまい
整復が困難になります。
あとは、なんてったて
その時間がもったいないですよね・・・。
帰宅まで何時間もかかるなんてことも
同然あります。
今回のケースではたまたまその場で
我々が居合わせた結果、おそらく整復時間
5分くらいでした。
ご本人にも痛みを確認しながらの整復でしたが
あまり整復した時の痛みはなかったそうです。
その後整形外科でレントゲンを撮った結果、
「本当に脱臼していたの?」
なんてドクターに言われたそうです・・・。
本当に脱臼してましたよ!?(笑)
その後はリハビリとして当院に
通って頂きながら順調に軽快してきています。
柔道整復師として患者さまに感謝してもらえた
良い機会だったと改めて思いました。
皆さん、脱臼や骨折は意外と身近なところで
起きています。ぜひ気を付けて下さいね(^^
電車に乗ってでも来る価値のある整体院
を目指しています!!
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