ヘルニコア
「腰椎椎間板ヘルニア新薬」は
椎間板ヘルニア治療の救世主か?
こんにちは。
いやー暑いですねー。
こんだけ暑いと溶けちゃいそうですね~
溶けちゃう!?
溶けちゃうというと腰椎椎間板ヘルニアの
新しい薬が、2018年5月22日に
腰椎椎間板ヘルニア治療薬コンドリアーゼ
という名前でが薬価収載されました。
無理やり過ぎました?(笑)
商品名:ヘルニコア椎間板注用1.25単
?????
なんですかコンドリアーゼ(ヘルニコア)って・・・。
この薬は、3月23日に製造販売が
承認されている新しい薬で今回は
世界で初、日本で承認された新薬です。
適応はもちろん腰椎椎間板ヘルニアですが
保存療法で十分な改善が得られない
後縦靭帯下脱出型の腰椎椎間板ヘルニア
の場合に限るそうです・・・。
椎間板ヘルニアの画期的な治療薬として
期待が持てるお薬です。
椎間板ヘルニアでお悩みの方もヘルニコアを
治療できる病院さんを探す方が増えるの
必至ですね(;^ω^)
腰椎椎間板ヘルニアは、椎間板の中の
「髄核」が飛び出している状態を指します。
このヘルニコアは椎間板ヘルニアに対して
どういった作用があるかというと
髄核の構成成分は、コンドロイチン硫酸や
ヒアルロン酸などのグリコサミノグリカン
(GAG)を主成分として構成されています。
ヘルニコアが椎間板内に注入されると
グリコサミノグリカン(GAG)を
特異的に分解するといった作用があります。
GAGが分解されることで髄核が縮小して
神経の圧迫が緩和され、その結果
椎間板ヘルニアが原因であろう痛みや
しびれの症状緩和効果が期待できると考えられます。
このヘルニコアを病院で注射して
治療するのです。
また、ヘルニコア(コンドリアーゼ)は
GAG以外の物質(タンパク質など)は
分解しないため血管や神経などの周辺組織には
影響を与えにくいと考えられています。
腰椎椎間板ヘルニアとは
椎間板ヘルニアについては以前
徹底解説していますが
もう一度おさらいしておきましょう。
※腰椎椎間板ヘルニアについて徹底解説しています。
是非参考にしてみて下さい。
「ヘルニア」という言葉は「突出する」という
意味で、腰に限らず突出したところは
すべて「ヘルニア」と呼びます。
臍ヘルニア、鼠径ヘルニア(脱腸)
などが有名ですよね。
腰椎椎間板ヘルニアは腰の骨のクッション材である
椎間板が突出することで起こる疾患です。
そして、その椎間板が逸脱してしまった際に
引き起こされるのが「椎間板ヘルニア」です。
年代としては20~40歳代
性別は男性に多いとされています。
椎間板ヘルニアの主な原因
☑不意に重い物を持ち上げることがある
☑座った状態で荷物を持つことが多い
☑長時間の中腰姿勢が多い
☑激しいスポーツで腰への負担増大
☑車の運転を長時間することがある
☑喫煙
あくまでも一例ですが
上記のような事が挙げられます。
椎間板ヘルニアが原因で椎間板の内側にある
「髄核」が飛び出してしまい、脊柱の神経を圧迫
することで腰や足などに強い痛みやしびれ
などが生じるというものです。
腰椎椎間板ヘルニアの分類
これも前述しましたが、書き足しも含め
簡単にもう一度書いておきます。
椎間板ヘルニアは
その形態や後縦靭帯の突破の有無により
以下に分類されます。
1.膨隆・突出型
2.後縦靭帯下脱出型
3.経後縦靭帯脱出型
4.遊離脱出型
そして、今回解説する
ヘルニコア(コンドリアーゼ)は
2.の「後縦靭帯下脱出型」に対して
有効なお薬です。
腰椎椎間板ヘルニアの
治療の現在
実際に、腰椎椎間板ヘルニアの治療では
保存療法と手術療法に大きく分けられます。
馬尾神経障害をはじめとする
馬尾・神経根を圧迫して強い下肢痛やしびれなどの
神経症状を引き起こす場合には保存的な治療ではなく
やむを得ず手術を選択するケースもあります。
しかし、多くの椎間板ヘルニアの患者さまは
保存療法により3ヵ月以内に軽快することから
基本的に腰椎椎間板ヘルニアの治療の基準は
保存療法とガイドラインでも提唱されています。
加えて、これまで何度もお話していますが
腰椎椎間板ヘルニアがあなたのその
腰痛や足のしびれの原因とは限りません。
なぜなら、手術をしても痛みやしびれが
一向に改善されない方を大勢見て来たからです・・・。
一般的に、保存療法では、安静、コルセット等の
理学療法と鎮痛薬筋弛緩薬、抗うつ薬などによる
薬物療法が推奨されています。
整体などは論外だそうで・・・。
残念ですよね~。
事実、私は整体を通してこの手術でも改善しない
安静にしても、筋弛緩薬を使っても改善しなかった
腰椎椎間板ヘルニアの症状と思われる方を診てきました
しかし一方で、これらの保存療法を行っても
十分な改善が見られずに手術療法が選択される
症例もあるのも現状です・・・。
その手術は、全身麻酔で行う必要があり
患者様への体の負担も高く、さらには
合併症の発現のリスクもある。
強いては、社会復帰に時間がかかる。
しかしながら、腰椎椎間板ヘルニアの
治療は年々変化していき保存療法も
進化し続けています。
まだ、その椎間板ヘルニアは
諦めないでくださいね。
その中でも、すごいのがこの
ヘルニコア(コンドリアーゼ)。
ヘルニコア(コンドリアーゼ)は手術療法と比べて
簡単に治療出来て日帰りか、1泊の入院でOK
そのうえ、治療効果は手術療法と同等の効果が
得られるというので、患者さまの早期社会復帰に
間違いなく繋がると考えられます。
腰椎椎間ヘルニアの治療法の選択肢が
増えたことは朗報ですよね。
ちなみにヘルニコア(コンドリアーゼ)には
副作用もありますので念のためご注意を・・・。
ヘルニコア(コンドリアーゼ)の副作用
主な副作用:腰痛、下肢痛、発疹、発疹、発熱
椎間板高の低下がありますが、全体には
そんなに心配ないとされています。
副作用に腰痛と下肢痛????
少し疑問に思いますが、副作用の発症は
確率的にはそんなに多くないみたいなので
さほど心配することもなさそうですとのこと・・・。
私個人としては、副作用に
腰痛と下肢痛があるというのは
解せないところがあります(笑)
最後に
ここまでヘルニコア(コンドリアーゼ)と
椎間板ヘルニアの治療についてお話してきました。
上述したように椎間板ヘルニアの治療法が
また新たに確立されたのは非常に朗報だと
当院でも思います。
しかし、それにばかり目が行きがちですが、やはり
ヘルニコア(コンドリアーゼ)も、
使うタイミングや体の状態の見極めが
非常に大事になってきます。
椎間板ヘルニアの後縦靭帯下脱出型のみに
有効とされていることから、それ以外の
椎間板ヘルニアの型には有効なのでしょうか?
有効なのか?全く効かないのか?
まだそれはわかりません・・・。
椎間板ヘルニアだと思っていた方の
腰痛や足のしびれに関しては当院でもお力に
なれることがあると考えています。
壱番館では、少しでも腰痛や椎間板ヘルニアを
はじめとする体の不調から一刻も早く脱出して
ほしい一心で治療に当たります。
その結果・・・
ヘルニコア(コンドリアーゼ)を使ってでも
当院の施術を受けても
あなたの椎間板ヘルニアの症状が
改善するのならそれに越したことはありません。
こういった情報を治療院や整体院が
しっかりと把握しているかどうかが
大事だと思っています。
これからも治療法の垣根を越えて
皆さまのその辛い症状が少しでも
早く改善されますように医療の最新情報を
含めて、横浜市中区の整体院/整骨院壱番館から
発信していきたいと思います。
以上、椎間板ヘルニアの新薬
ヘルニコア(コンドリアーゼ)について
お話させていただきました。
最後までお読みいただき有難うございます☆
電車に乗ってでも来る価値のある整体院
を目指しています!!
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