【新事実】
乳酸は実は悪者ではなかった!?
疲れの原因は何?
横浜市中区にある整体/整骨院壱番館から
皆さまにとって有益な健康情報をお届けします。
みなさんは「乳酸」というと
何を思い浮かべますか?
一般的には「乳酸」は
疲労物質であるという
認識があるかもしれません。
「疲れの原因である乳酸を除去しましょう」
これが定説だと思います。
しかしながら今日の医学の発展により
実はこの乳酸は疲労物質ではないという事が
徐々に分かり始めています。
では、
疲労物質が乳酸ではないなら
本当の疲労物質は一体何なのか?
乳酸の本当の役割は何なのか?
その乳酸を効率的に使うにはどうするのか?
そんなことを書いていきたいと思います。
乳酸=疲労物質
この定説を作ったのは誰?
そもそも乳酸が疲労物質であると言い出したのは
イギリスのノーベル賞を受賞した学者だそうです。
1929年に発表した論文で、
運動をすることによって
体内で乳酸が作られ蓄積される。
この蓄積した乳酸が
疲労につながるという
理論を発表したそうです。
当然と言えば当然ですが、
ノーベル賞受賞者が乳酸=疲労物質
と謳ったわけですから、
だれも疑いませんよね。
その理論がつい最近まで
乳酸=疲労物質という定説を
守ってきたわけです。
疲労のメカニズムと原因
運動をするときにはエネルギーが必要です。
筋肉を使うわけですから当然です。
まず、筋肉を動かすために、
筋肉に蓄えられている糖質の一種である
筋グリコーゲンが分解されます。
そして、筋グリコーゲンの分解時と
同時に乳酸もつくられていきます。
乳酸は日常生活の時の動作や
軽いジョギングなどよりも
激しい運動でより多く作られます。
この多く作られた乳酸を一旦中和させてから、
ミトコンドリアで酸化させてエネルギー源として
再利用します。
この時、
乳酸の生成が消費を上回ると
乳酸が体内で蓄積することとなります。
ここで疑問が出てくるのですが
全力ダッシュなどの無酸素運動でも、
ジョギングなどの有酸素運動でも
どちらでも筋肉疲労は起こりますよね?
乳酸が疲労の原因であれば
無酸素運動時の疲労は理解できますが
有酸素運動時の疲労は???
ってなります。
運動時の疲労の本当の原因は
運動によりエネルギー源の
糖が足りなくなることと、
長時間の運動により
筋肉の疲労が起こると今では考えられています。
長時間労働することで少しずつ乳酸が
溜まっているのではなかろうか…
と考える人がいるかもしれません。。
しかし、
最近の研究では
長時間の運動では疲労が溜まるものの
乳酸は徐々に減っていくという結果が出ています。
もしかするとランナーズハイは
このような状態なのかもしれませんね。
疲労は個人によっても感じ方に
差がありますし、色んな原因が
相まって疲労が起こっているとも
されています。
簡単にまとめると
仕事などでの疲労=血糖の低下
運動などでの筋肉的疲労=体内の乳酸の過度な蓄積
こんな所でしょうか。
筋肉痛や筋緊張の原因は乳酸?
現代での乳酸の考え方は
筋肉疲労を起こす悪い物質ではないと
考えられています。
乳酸は筋肉からカリウムが
漏れ出して、筋収縮を阻害することを
防ぐ働きがあるとも言われています。
筋収縮の阻害を防ぐということは、
疲労を防ぐ物質であることの
裏返しでもあります。
また、血管を修復したり、
新しく作ったりと
乳酸にはプラスの効果が
あることもわかってきています。
運動後に起こる筋肉痛や、
筋肉の張りの原因も乳酸。
と言う考えも否定的です。
だって、乳酸は短い時間で
新しいエネルギー源として
再活用されますから。
普通だったら乳酸が溜まり続ける
ということはないのです。
乳酸をうまく使った
具体的なメンテナンス方法
乳酸が新しいエネルギー源として
体の再利用されるという事を上述しました。
この乳酸を使って体を
上手にリカバリーしていきましょう。
筋肉の疲労回復には使い過ぎた筋肉の
血液を良くすることが重要です。
もしあなたが
トレーニングジムに行っているのであれば
無酸素運動の後に軽度の有酸素運動をしましょう。
ウォーキングマシンや
自転車漕ぎをすると良いですね。
血液を良くする具体的な方法としては
・ストレッチ
・交代浴
・整体←壱番館へ是非(笑)
などがあります。
これらの多くは家でもできますよね。
ストレッチが大事と言うのは
こういう事なのです。
このようなことを
アクティブレスト(積極的休養)
といいます。
アクティブレストは
アイシングとストレッチ、
入浴やマッサージなど、
いくつか組み合わせて行うとにより
疲労回復に効果的であるとされています。
乳酸をうまく使って
体を疲労から守りましょう。
さいごに
新型コロナウイルスの影響で思うように
運動が出来なかったり、ストレスが溜まる
毎日を過ごしている方が本当に多いと感じます。
政府やWHOも二次的サルコペニアにならないよう
注意喚起もしていましたね。
今回のテーマは乳酸でしたが、
体の知識を自分で身につけることで
セルフメディケーションを行っていきましょう。
全ての情報が嘘だとは言いませんが
でたらめを言っている所もすくなからず
あるという事を踏まえながら
自分の体は自分で守れるようにして下さい。
人間の体は強いようで弱いです。
自分で出来ないことや分からない事があれば
お気軽に整体/整骨院壱番館へご相談ください。
最後までお読みいただきありがとうございました☆
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