整体で脊柱管狭窄症は良くなるのか?
横浜市中区元町にある整体/整骨院壱番館が
皆様にとって有益な健康情報を発信していきます。
今回のブログは少しインパクトの強いタイトルになっていますね、、、
整体院/整骨院壱番館に来られている方でも整形外科で脊柱管狭窄症と言われて途方に暮れている方が多くいらっしゃいますので今回はその脊柱管狭窄症について紐解いていきたいと思います。
と、その前に脊柱管狭窄症の軽いセルフチェックをしていきましょう
☑️少し歩くと足が痛く痺れて歩けなくなる
☑️長時間歩くと腰やお尻が痛くなってくる
☑️朝起きたらすでに足が痛い
☑️ずーっと足が痺れている
☑️腰を後ろにそらすと痛みが強くなる
☑️足の裏に違和感を感じる
☑️排尿しようと思ってもすぐに出てこない、または漏らしてしう。
この7項目に当てはまるものが4つ以上ある場合は脊柱管狭窄症の疑いが出てきますのでこの先を読み進めていただくことをお勧めします。
全く当てはまらない方はページから離れていただいても構いません。
脊柱管狭窄症とは
脊柱管(せきちゅうかん)とは、背骨の骨(椎骨)が連なっているトンネル状の管のことを言います。脊柱管の中には脳から続く脊髄神経が通っていて、その中は脳脊髄液という駅逓で満たされています。脳から出た神経が腰あたりで馬尾神経や神経根になっています。
研究の一つには加齢性の変化とも捉えられていて椎間板の変性、背骨の変形、黄色靱帯の緩みや肥厚ということも脊柱管狭窄症の原因であることがわかってきています。
したがって、年齢を重ねるにつれ症状が悪化しやすく進行性とも捉えられることもあり注意が必要です。
40歳以上の中高年に発症しやすいと言われていて男性の方に多く見られます。
類似する疾患で腰椎椎間板ヘルニアがありますがこれは比較的若年層に多いとされています。
腰椎椎間板ヘルニアの状態でずっと過ごしているとその椎間板が変性してしまい結果的に脊柱管狭窄症になってしまうこともあるようです。
何とも恐るべし・・・
脊柱管狭窄症の症状
脊柱管狭窄症とは、上述した通り背骨の間にある神経の通り道(脊柱管)が何かしらの原因で狭くなることにあります。
その原因とは何でしょうか・・・
あくまでも整体/整骨院壱番館での仮説ですが、脊柱管狭窄症は加齢に伴う背骨の変形だとするとそれらを支えている筋肉があらぬ方向へ引っ張られその結果、体が正しい位置で留まれなくなることによって神経が圧迫されたり引き延ばされたりして痛みや痺れが発生するのではないかと。
特に腰のあたりやお尻全体、ふとももの裏、ふくらはぎ(特に外側)、足の指などに痛みやしびれを感じることが多いのも特徴的です。
上記の症状は、特段脊柱管狭窄症の診断受けていなくても他の疾患でも出得る症状になります(いわゆる坐骨神経痛など)
脊柱管狭窄症で最も特徴的な症状は、間欠性跛行(かんけつせいはこう)と呼ばれる症状です。これは、歩行中に腰やお尻、ももの裏、ふくらはぎなどに痛みやしびれが現れ、歩行に支障が出る状態です。歩いているとしんどくなり一度、座り休憩を取ることで症状が和らぎ、再び歩けるようになるのが特徴です。
また、寝ていたり座っているだけだと症状は出現しません。自転車に問題なく乗ることもできます。まっすぐ立っているときに痛みが出やすいのも特徴的です。
脊柱管狭窄症は腰椎にしか発症しないと誤解されている方もいるようですが、首(頚椎)にも発症することがある疾患です。頚椎に生じた場合には、手足のしびれや運動障害を自覚するようになります。例えば、字が書きにくい、ボタンが掛けにくい、といった症状が出現します。
腰椎に出た場合、歩きにくい、力が入りづらい、階段が上り下りしにくいなどの下半身の症状も出現します。発症した場所によって症状が出る場所が違います。
脊柱管狭窄症の検査
脊柱管狭窄症の検査としては、基本的にはレントゲン、MRI、CTの画像検査を実施します。レントゲンでは、背骨全体の並びやバランス、骨の変形の程度などを見ます。
MRIでは、神経や椎間板がしっかりと写ります。脊柱管狭窄の程度が最も良く確認できます。CTでは、骨の微細な構造が確認できますので、狭窄の生じている部位の状況を把握するために非常に有用です。
脊柱管狭窄症の診断はレントゲンだけでは難しいです。
大事なことなのでもう一度言います。
脊柱管狭窄症の診断はレントゲンだけでは難しいです!!
脊柱管狭窄症の確定診断にはMRIやCTなどの検査が必要となります。MRIは神経や椎間板などの柔らかく水分を含んだ組織を詳細に写し出し、CTでは骨が飛び出すことによる狭窄などを目で見て確かめることができます。
確定診断のために、神経根ブロック(神経のそばまで針を進めて行うブロック注射)や造影検査(造影剤を注射する検査)などの検査を追加して行うこともあります。
脊柱管狭窄症は画像の結果と症状が一致しないことも多いいみたいで、細心の注意をはらった上で確定診断を行う必要があります。
また、閉塞性動脈硬化症などと言った血管の病気によって脊柱管狭窄症に似た症状が出現することもあるため、その鑑別のために血管の検査を行うこともじゅうようになってきます。
一般的に「脊柱管狭窄症です」と病院で言われた方(いわゆる町医者さんで)に
何を検査して脊柱管狭窄症と?と質問してみると「レントゲンだけ」という方が
圧倒的に多いです。
上述したようにレントゲンだけでは確定的なことは
わからないんです・・・
ということは、今ある「脊柱管狭窄症を思われる症状」に
真偽のランプがつきます。
足が痺れていようが腰が痛かろうが脊柱管狭窄症からくるものだと確定的に分からないのであれば他の原因から来ている痛みや痺れだということも十分考えられるわけです。
レントゲンの結果だけ受けて「脊柱管狭窄症だ」というのはいささか早計な気がします。
仮にMRIやCTで脊柱管狭窄が確認されたとしても、それが痛みやしびれに結びつくとも限りません。中には整形外科に行ってレントゲン画像検査の結果のみで、急いで手術を受けたいという方もいらっしゃいますが、神経学的所見の結果とも照らし合わせて、本当にその画像検査の結果が痛みや痺れの原因なのかどうかを専門家にそうだんしましょう。
脊柱管狭窄症の治療
基本的に脊柱管狭窄症を根本から治すには手術しかありません。
しかし、いきなり手術と言われてもほとんどの人が抵抗あるはずです。整形外科のように投薬や注射ができるところでは、薬やブロック注射、リハビリテーション等の保存療法を選択するところが多い印象です。
投薬・・・
一口に投薬と言っても炎症を抑える薬、神経の興奮を抑える薬、緊張した筋肉を弛緩させる薬、血流を改善する薬など、それぞれの成分で効き方も異なるため、各個人、各症状に合わせて処方されます。
注射・・・
局所麻酔薬を神経の付近に注射して痛みを抑える子神経ブロックや、痛みのある部位に直接注射を行うトリガーポイント注射など、病態、病状に応じた注射があります。
稀に一回の注射で劇的に症状が快方へ向かった方のお話を聞くことがありますが、基本的にはリハビリや投薬などと組み合わせて複数回行うのが一般的です。
神経ブロック・・・
ブロック注射と呼ばれるもので、脊柱管狭窄症からくる痛みや痺れの信号をブロックすることからそのように呼ばれています。仙骨部(骨盤の骨)などから注射を行う「仙骨
硬膜外ブロック」や、レントゲンを見ながら背骨の神経に注射を行う「神経根ブロック」、多くの種類があります。
リハビリテーション・・・
脊柱管狭窄症からくる筋肉や関節にの痛み、筋力低下、動きにくさや歩行困難などに対して、運動療法(筋力訓練やストレッチなど)や物理療法(温熱治療や電気療法など)を行います。
手術と保存療法の比較
脊柱管狭窄症の軽症から中等度の方の場合、手術と保存治療ではどちらを選択するほうがよいのでしょうか。これまでに報告されている比較研究の結果では、4年以内の経過では、足の痛みと腰痛ともに手術の方が予後良好との結果が出ているそうです。10年単位の長期でみると、足の痛みやしびれでは手術が良いものの、腰痛自体のいたみやしびれでは手術と保存治療で差がなくなるとされています。これは加齢による変性(変化)が影響しているとされています。
ただし医学的、化学的証拠に乏しく質が高いとは言えないみたいなのであくまでも参考程度にしておいた方が良いかもしれません。
手術をするかどうかの判断基準
保存療法をしばらく行っても軽快しない場合や、激しい痛みやしびれ馬尾神経障害(排尿障害)が出た場合には手術の検討が必要になります。
当然、日常生活に大きな支障が出るほどの症状がある場合や、歩けなくなるといった症状が進行している場合などは手術適応です。
また、尿や便が出にくくなったり、漏れてしまったりする「膀胱直腸障害」と呼ばれる症状が出現した場合はできるだけ早く手術をすることが勧められています。
患っている期間が長いほど十分な改善が見られないという報告もあることから、我慢しすぎも良くありません。もちろん症状の程度にもよりますので、手術の適応については専門家に相談するのが良いでしょう。
整体でできる
脊柱管狭窄症の施術とは
では、巷の整体や整骨院で脊柱管狭窄症のホームページを見てみると「脊柱管狭窄症の根本改善」を謳っているホームページを拝見することがあります。
上述したように脊柱管狭窄症を完全に治すには手術しかありません。
なのに、脊柱管狭窄症の根本改善というのはどういうことでしょう。
紛らわしい表現ですが正確には脊柱管狭窄症によって出ている体の症状を軽減させるということが整体でできることになります。
脊柱管狭窄症によって出ているかもしれない痛みや痺れは実は脊柱管狭窄症がもたらす痛みではなく、筋肉から来ているかもしれません。その症状を軽減させて、できなかったことをできるようにするということは整体ではできることと自負しています。
さいごに
ここまでずらーっと脊柱管狭窄症についてお書きしてきました。
それでもやはり脊柱管狭窄症=手術適応という考えは少し早計な気がします。
精密検査も含めて自分の体に何ができるかしっかり考えたうえで治療方針を考えたほうがその後の人生で大事かと私たち整体/整骨院壱番館は考えます。
ドクターから言われた通り手術をする、整体の先生に施術だけでよくなるよと言われて延々と通い続ける。
そういったことではなく、自分の体をよくするためにできる最善の選択ができるように準備していきましょう。
整体/整骨院壱番館はドクター側にかみつくわけでも同業を貶めるわけでもありません。体のことで悩んでいる方がちゃんとよくなる道しるべを見つけられたらいいなと思っています。
その手段が手術でも、注射でも整体の施術でもなんだっていいんです。
その人に合った治療法を見つけるお手伝いができると信じ、日々研鑽していきたいと思います。
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