肉離れや捻挫を早く治すためにできる
PEACE &LOVE
横浜市中区にある整体/整骨院壱番館から皆様にとって有益な健康情報をお届けしていきます。今回のテーマは「ケガを早く治すためにやるべきこと」です。季節の変わり目など気温差や気圧差が激しくなってくるとどうしても日常生活やスポーツ時などで肉離れなど、急性的なケガをしてしまう方が増えてきています。ぎっくり腰なんかもそうですね。仕事やスポーツに支障がでるため誰もが1日も早く治したいと考えるでしょう。しかし人の体は1日で治るようなそんなに簡単にできていません。ケガをしてしまったらそれ相応に治るまで時間がかかります。これは誰でもそうです。今の医学ではそのケガが治る過程をどれだけ早くできるかというところにフォーカスして治療を進めることができるようになってきています。以前ご紹介したケガの応急処置「RICE」だけではなく進化した応急処置方「PRICE」「PORICE」「PEACE &LOVE」をご紹介して怪我をしてしまった時の知識としてぜひ覚えておいていただければ、いざという時に役立つかもしれません。
応急処置の重要性
ケガは日常生活や趣味程度でもスポーツの中で突然発生する可能性が誰にでもあるということを覚えておきましょう。激しい運動をしていないからケガをしないわけでもなく、自宅にずっといてもなんらかのアクシデントで怪我をする可能性はあります。その際、パニックにならないように対応ができれば、完治まで適切な期間もしくはそれより早く良くなることも十分に期待できます。適切な応急処置を行うことで、症状の悪化を防ぎ、回復を早めるだけでなく、今後の怪我防止にもつながります。反対に間違った対処をしてしまうとそのケガの治りがいつまで経っても遅く、二次的に体を痛めてしまう原因にもなり得ます。ケガの種類によっては自分の判断で応急処置を行わず、専門機関に受診しないといけない場合もありますのでその時は落ち着いて然るべき機関へ連絡するようにしましょう。これはケガの場合に限らず腰痛などの慢性的な痛みの場合でも私たち整体/整骨院壱番館では良くお話しさせていただくのですが、今の時代多くの情報がインターネットやSNS上で簡単に見ることができます。その中には当然信憑性に欠けるものや信頼度の低いものも含まれており、それらを鵜呑みにしてかえって回復が遅れ、症状が悪化するケースも多々見受けられます。正しい情報と適切な医学的アドバイスを得るためにまずは、整形外科学会が提供している公式のホームページや、スポーツ医学を専門としている機関のホームページなどを確認するようにしましょう。また、整体/整骨院壱番館でも正確な情報を皆様にお届けできるように日々勉強し、間違った情報が流布されないよう正しい知識をつけるようにしていますのでどうぞご安心して相談ください。
ケガ直後から数時間は、「治癒のためのゴールデンタイム」とも呼ばれ、この時の対応がケガの回復に大きく影響されていると言われています。整体/整骨院壱番館で良く来られるケガの方で肉離れをされた方を例にすると、受傷後速やかに冷却や挙上を早期に行わないと腫れがひどくなり、さらなる炎症や二次的な体の不調が起こりやすくなります。一方、適切な応急処置を行なったケガの場合、症状の悪化を防ぎながら次の治療フェーズへ進むことができます。また、痛みの軽減や機能回復、日常生活やスポーツ活動への早期復帰にも繋がり、早めの処置をすることはメリットしかありません。ケガの応急処置は、症状や損傷の種類に応じて異なります。どのケガでも同じ処置では無くそれぞれの状況に適応した対処法を知っておくことが大切です。骨折の場合はまた別で患部を固定し動かさないことを最優先とします。不適切な対応がさらなる痛みや損傷を引き起こす可能性があるため明らかな骨折がある場合などは注意しましょう。軽い筋肉系統の損傷や慢性的な筋緊張などの場合には、血流を促すため適度な運動が有効です。正しい判断を行うための基礎知識を身に付けておくことが重要です。とはいえ、なかなか自分がケガをした時、近くでケガの現場に立ち会った時などなかなか難しい時もあるかもしれません。そんな時は無理せず適切な医療機関への受診を促したり、緊急性が高い場合は救急車を呼びましょう。
肉離れや捻挫をしてしまったら
趣味のスポーツや就労中、もしくは散歩などの日常生活でケガ(肉離れや捻挫、打撲)をしてしまったら皆さんはどうしますか?(就労中のケガは労災だなんだってのは置いといて)もちろん痛みや症状に応じて医療機関や専門機関に受診するのがベストです。しかし、24時間治療を受けているわけではありません。せいぜい治療時間は30分〜1時間といったところでしょうか。それ以外にケガを早く治すというと皆さんの日常生活中の行動が鍵となってきます。ひと昔はケガをしたらとりあえず安静なんて言葉も聞かれましたが、今は違います。ケガを早く治すためにできることがたくさんあります。まずはケガをしてしまった直後にする応急処置です。医療機関でなくても応急処置というのは自分でもできます。今までは「RICE」処置もしくはそれに「P」を加えた「PRICE」処置などが主流でした。体の研究が進み、応急処置も形を変えてきています。その応急処置の仕方をしっかりと覚えておくだけでも肉離れた捻挫などのケガをした時に早く良くすることが可能になります。なかなかいざという時には体動かない方もいらっしゃると思いますが本当にこの処置をちゃんとやるだけでケガの予後が劇的に変わる可能性がありますのでぜひ覚えていただくことを強くお勧めします。
PORICEとPRICEとRICE
そして
PEACE &LOVEへ
外国人ロックバンドのことじゃありません😆れっきとしたケガの応急処置の文字をとった造語です。「RICE」処置などはもしかしたら聞いたことあるかもしれませんが「PRICE」「PORICE」なんだってもう良くわかりません。羅列するとなんかの歌の歌詞のようにも聞こえますね😅さて、冗談はさておき今回のテーマはPEACE &LOVEということでこれらの詳細には触れませんが、1つだけ大きな違いを説明しておきます。これまでに変わってPEACE &LOVEが応急処置の基本となるに至った理由は、応急処置に加えて長期的な怪我のケアにも焦点を当てたアプローチであり、治療の考え方において従来の方法とは一味も二味も違うからです。 「RICE」「PRICE」「POLICE」では、アイシングを軸に考えられてきました。アイシングは痛みを軽減し、炎症を抑える作用があるとされ、長い間スタンダードな手法として認識されています。皆さんもアイシングというと怪我をした時一度はやったことがあると思います。注意しないといけないのはアイシング自体を否定しているわけでは無くアイシングスをするタイミングと時間にあります。今回紹介する「PEACE&LOVE」では、アイスパックなどの冷却や抗炎症薬の使用を避ける(Avoid Anti-inflammatories)ことを推奨しています。冷却が治癒の過程を遅らせる可能性が指摘されているためだからです。これは世界的な学術雑誌のジャーナルでも取り上げられており、血行の循環を優先することが、炎症後の組織修復を促進する重要な要素であるとされています。応急処置なのでケガ直後の処置についてお話をしているのは大前提なのですが「PEACE&LOVE」はケガの治癒過程を中期的、長期的な視点から見ているという点でも従来の応急処置法と違いがあります。「RICE」「PRICE」「POLICE」は、怪我の直後に適用される応急処置が主な役割で、治療中、治療後の体のケアやメンタル的なサポートの重要性についてはあまり触れていません。それに対し、「PEACE&LOVE」では、(PEACE)だけでなくケガ後の行動(LOVE)も含まれています。身体的な組織の回復とともに、メンタル的側面にもアプローチし、「楽観性とポジティブ思考」を持つことでよりケガの予後に対して良い結果が得られるという考え方です。これは特にスポーツ現場などのケガの場合において重要で、復帰後のパフォーマンス維持にも好影響を与えるとされています。従来の応急処置法と「PEACE&LOVE」では、「患部への負荷のかけ方」の考え方にも違いがあります。「RICE」「PRICE」では休息(Rest)をすることが重視されていましたが、「POLICE」で適正な負荷を加えるべきという点が導入されました。これは当時の考え方からすると真逆の発想で提唱当時はかなりの批判にさらされたそうです。なので、いまだにケガをすると「安静にして痛みが落ち着くまで動いてはいけない」という考えをする方もいるくらいです。「PEACE&LOVE」では、「適正な負荷」をより詳細に進化させています。適切な負荷こそが筋肉の廃用性萎縮を防ぎ関節の適正な可動域を維持し、ケガの早期回復を促進させる。なによりも過度な安静を避ける重要なポイントであるとされています。適切な運動を取り入れることにより、結合組織や筋組織の回復が早まるため、患者の負担も軽減されることが期待されます。ここまで長々と講釈垂れてきましたが、実際上記のことを一般の方が判断して実行することは難しいと思います。
万が一そういう場合に遭遇した、もしくは自分がなってしまった時の目安として、以下のような症状が見られる場合、速やかに医療機関を受診することをおすすめします。下記のケースは自己判断はほぼ難しく、医療従事者の診断と処置が必要になる可能性があります。
☑️受傷したところが全く動かせない、また動かそうとすると激痛が走る
☑️安静時の痛みが強く、時間とともに悪化している
☑️受傷した患部に変形があり、明らかに腫れていて正常と異なる
☑️患部やその周りに感覚異常(しびれや麻痺)を感じる
☑️受傷直後やその後すぐに発熱や意識障害、全身倦怠感が出た
☑️交通事故やコンタクトスポーツによる受傷(転落、衝突)
☑️受傷した部位から出血が止まらない場合
これらの状況に遭遇したらまずは専門機関の受診をして適切な処置を受けるようにしましょう。何がなんでも自分でやるのにも限界があります。
世界のケガを早く治す
PEACE&LOVE
世界のPEACE &LOVEなんて大層なこと書いてしまいましたがあながち間違ってないとも思っています笑
続いて詳しくお書きしていますのでPEACE &LOVEについて、簡単な表を作ったので時間のない方や見返したい方はそちらをご覧いただくとわかりやすくなっていますのでぜひ参考にしてください。
お時間のある方に詳しく説明していきましょう。
「PEACE」の概要は、ケガをした直後に取るべき行動を示しており、ケガの悪化防止と回復を開始するための基礎となる手順です。ケガをしてしまった事実は変えられませんので、ケガをしてしまったことを後悔するよりもいかにケガを早く治すかというところにフォーカスしていきましょう。それぞれの項目には目的があり、適切に実施することで治癒のスピードと効果を高める助けになるでしょう。さあ、順に見ていきましょう。


P【Protection保護】
もしケガをした時、あなたはまずは何を考えますか?怪我したことを悔やむのもわかります。しかし、まずはケガをした場所が悪化ないようにしなくてはいけません。悪化を防ぐために患部を保護することが必要です。固定が必要な部位に関しては、ギプスや包帯などを使用して患部を固定します。専用の固定用具がない場合は添木やタオルなどその場にあるもので応急的に固定してあげましょう。上述したように、安静を長期間続けると筋力や柔軟性が衰えるため、専門家の判断に基づき適度な活動を早期に再開することが理想的です。
E【Elevation挙上】
なかなか日常生活中に行うことは難しいところですが、理論的には患部を心臓より高い位置に挙げることはとても重要です。腫れを抑え、内出血の拡大を最小限にする助けとなります。この方法は、横になって休んでいる時の過ごし方だと思ってください。ソファやベッドに横たわりながらクッション等を使用して心臓より高い位置で患部を支えるといった簡単なもので良いのでやってみてください。
A【Avoid Anti-inflammatories無理に抗炎症しない】
ケガをした時に起こる炎症はごく自然です。実はこの炎症過程自体が回復のための準備とも言われているため、今の医学では過度のアイシング消炎鎮痛薬の使用は推奨されていません。というより、消炎鎮痛剤の強さにもよりますがケガをした時に痛み止め(服用タイプ)などはほぼ効かないと思っていいと思います。安静時の痛みはコントロールできるかもしれませんが運動時の痛みに効き目はほぼないと思っていいでしょう(整体/整骨院壱番館のこれまでの経験を踏まえた個人的な見解です)もしアイシングをするなら、受傷後24時間以内にとどめ、1回15〜20分を目安に行い、一度アイシングを終えたら皮膚温度が戻るまで待ちます。直接皮膚に保冷剤を当てず、タオルやガーゼで包むようにしましょう。その時にあればで良いのですが、おすすめなのは関節部などにテーピングを巻く時に使用するアンダーラップというものがあります。このアンダーラップを巻いておけば、患部を冷やしすぎず適切な温度での冷却効果が期待できます。
C【Compression圧迫】
もしかしたらこれが一番大事かもしれません(臨床の経験上)腫れを軽減し、血流を調整し、余分な血腫の増幅を抑えます。弾性包帯を使い、適度な圧をかけることで患部が固定され、動揺を防ぎ、更なる炎症悪化、腫れの進行を抑えられます。不安だからといってずっと巻いていたり、あまり強く巻きすぎるとかえって大変なことになるので注意が必要です。適宜、包帯の巻き直しができるとベストです。
E【Education教育】
ケガをしたご本人がそのケガに関する正確な情報を得ることこそ、治癒への第一歩です。ケガに対しての教育と指導を受けることで、ケガをしてしまったご本人が積極的にケガを治そうとするよいきっかけになります。その際、整体/整骨院壱番館では、日常生活での過ごし方や注意点、セルフケアの方法を具体的に伝えています。
続いてLOVEの解説です。LOVEは、ケガをしてからから時間が経過した後の回復期にやったほうがよい要素を表しています。そのケガの痛みだけでなくそれに伴って出てきた痛みや体の不調に対して、機能回復や再発防止までを視野に入れたアプローチが書かれています。
L【Load負荷】
ケガをして痛みがあるからといっていつまでも安静にしていてはいけません。痛みの範囲内で患部へ適切な負荷をかけることで、ケガをした組織の再生を促し、ご本人の持つ自然地力と治療効果を最大限に引き出します。肉離れの場合は動作の中での痛みの範囲を限定していき少しの負荷(自重)から運動をしていきます。その後、経過をみながら徐々に強度を高くしていきます。その時にあまり臆病にならず痛みが出ない範囲で動くことで、脳への痛み信号も正常に戻っていきやすくなります。
O【Optimism楽観的であること】
ケガをした時、誰しもが落ち込むと思います。スポーツであれば真剣であればあるほど怪我した時の落胆たるや相当なものです。しかし、ケガをしてしまったことは変えられないのも事実です。ケガを早く治すためには心の健康も自然治癒力に大きな影響を及ぼします。ポジティブ思考は、ケガをした本人が治療を前向きに取り組む助けとなり、結果的にケガの回復速度を上げるような気がします。また、心理的ストレスの軽減を図ることも求められます。
V【Vascularisation血流促進】
血流促進と書いてありますが、正確に翻訳すると「血管新生」です。既存の血管から新しい血管が作られるプロセスのことを指します。ざっくりと血流促進とお書きしましたが、何で血流を促進しているかというと、新しい血管が作られケガをした組織やその周辺の血液循環を改善させることで、ケガした幹部への酸素供給を増やし痛み物質の減少や細胞活動が活発化し、自然治癒に重要な役割を果たしてくれます。有酸素運動や軽い負荷での筋力トレーニングが適しているでしょう。
E【Exercise運動】
ケガをするとどうしても今までのような運動はできなくなります。ケガをすると影響するところは間違いなくケガをした部位でもありますが、2次的に「筋肉」が一番影響を受けるでしょう。なぜなら、ケガをしたせいで体を今まで通り動かせなくなるわけですから、今まで培ってきた筋肉はあっという間に落ちてしまうでしょう。これも人間の体の歴とした構造で誰も抗えません。抗うとすれば、「運動」をするほかありません。運動をすることで、ケガを早く治すための血流を促進するのはもちろん、落ちてしまった筋肉のリカバリー、今後ケガによって筋肉が落ちることを最低限にするなどといいったケガをしてから後の運動療法が患部の機能回復や再発防止に役立ちます。運動をするということは上記にお書きしたすべてが絡んできます。なかなか自分で判断するのは難しいので専門家の手を借りましょう。特に、もともと運動していた専門家(プロアマ問わず)やスポーツ生理学に精通している専門家の話を聞くと間違いないと思います。
整体/整骨院壱番館でできる
PEACE&LOVE
ここまで長々とお書きしてきましたが、じゃあ整体/整骨院壱番館ではちゃんとできるの?っていうことなんですが・・・我々は全部できます。できるというよりは皆さんと一緒にやっていくのです。でないとPEACE&LOVEは成り立ちません。もともとの意味合いとしてPEACE&LOVEというのは、我々で言う施術者と来ていただく皆様が「互いに協力して治療に取り組む」というのが一つの大きな指針です。その結果、ケガをしたところの治療だけで無くケガが治ってからの再発リスクをミニマイズし、ゆくゆくは皆さん自身で健康を管理する能力を養っていければ最高だと思ってます。これは、急性的なケガでも慢性的な体の悩みでも整体/整骨院壱番館では皆様にずっとお話しさせていただいています。互いに協力していくことで、健康への意識やケガの治癒を増進していければと壱番館では考えています。これだけみても数年前の応急処置とは全然違うことがみて取れると思います。それだけ医学の発達も目覚ましいものがあると言えます。このPEACE &LOVEもいずれかまた違う形になっていくでしょう。その時代その時代にある最適な治療法を施術者目線でお話しすると、新しく且つ治療に良いものがあるのにそれを皆様に教えない手はありません。今回のPEACE&LOVEでもそうですがなるべく皆様にはその時に一番有効な治療方法をご提案できるように日々勉強をしていきたいと思います。最後までお読みいただきありがとうございました。
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