整体での腰痛治療と
認知行動療法(CBT)の関係とは?
横浜市中区元町にある整体/整骨院壱番館から皆様にとって有益な健康情報をお届けしていきます。今回のブログのテーマは「腰痛治療と認知行動療法」です。一体何のことを言っているかはわからない方もいらっしゃると思いますが、意外と我々の耳に入りやすくなっている言葉だと思います。テレビやラジオなどでもたまに「認知行動療法」という言葉を聞くことが私はあります。では、この認知行動療法とは何なのか・・・腰痛治療を例に出してその全容に迫っていきたいと思います。
目次:
1. はじめに 〜腰痛は“体だけの問題”ではありません〜
2. なぜ腰痛は長引くのか?医学的にわかった3つの理由
3. 認知行動療法(CBT)とは?腰痛治療に効果的な理由
4. 腰痛を悪化させる「思考のクセ」TOP8
5. 認知行動療法(CBT)を取り入れると、腰痛治療はどう変わる?
6. 横浜市中区元町・壱番館の「整体×認知行動療法」アプローチ
7. 認知行動療法を取り入れたセルフケア具体例
8. まとめ 〜腰痛は身体と脳を一緒に治す時代へ〜
1.はじめに
〜腰痛は“体だけの問題”ではありません〜
例えば、「整体や整骨院で腰痛を施術する際に腰が痛いから腰だけを施術する」もちろん正しい施術です。
「筋膜のつながりやトリガーポイントを意識して全身を診ていく」これも正しいです。少し回りくどい言い方をしてしまいましたが、何を言いたいかというと腰痛治療にとって「なにを施術するか」よりも「脳と痛みのコントロール」が重要視される時代になってきました。
現代の腰痛研究では、
**「腰痛=筋肉・骨の問題だけ」**という考え方は
少し古いとされる傾向になりつつあります。
「腰痛は筋肉や骨の問題でしょ?」
多くの方がそう考えていますが、
実は腰痛は身体だけでなく『脳』の反応も
大きく関わることが厚生労働省や海外研究で明らかになっています。
実際、整体/整骨院壱番館でも前にブログの記事にさせてもらいましたがMRI検査を行っても、
痛みと関係しない「異常」が多く見つかること、またその逆も然りで、画像で異常所見が見つかっても必ずしもそこから痛みや不調が出るわけではないということが研究でわかっています。
例えば──
☑️40代の60%以上が椎間板変性あり(無症状)
☑️50代の80%が椎間板の膨隆(無症状)
☑️腰椎の“すべり”があっても痛くない人が多数
☑️腰椎ヘルニアと診断されても無症状
などなど・・・
痛みの強さと画像異常が必ずしも一致しないという確かな事実を示しています。
では、何が痛みをコントロールしているのか?
その鍵が **「脳と心の反応(認知)」**です。
そして、この認知をコントロールし、
脳から出る痛みの回路を落ち着かせる方法が
今回ご紹介する**認知行動療法(CBT)**です。
整体/整骨院壱番館が皆様に
提供している施術方法の
医学的エビデンスをもとにした安全な施術×痛みに対する正しい理解
これは認知行動療法と特に相性がよく、
施術理念でもある「心と体を診る」に沿った
腰痛改善率を最大限高めるアプローチが
可能となっています。
特に、
☑️痛みや痺れへの不安
☑️動くと腰痛が悪化するのでは?」という恐怖
☑️インターネットで得た誤った情報
☑️過去にも痛めたことがある経験
こうした心理的な要素が、
腰痛を“長引かせるスイッチ”になります。
そのため、ヨーロッパやアメリカでは認知行動療法(CBT)を腰痛治療に取り入れて脳の勘違いを防ぐ腰痛治療がスタンダードになってきています。
どうしてもインターネットなどで仕入れた情報は、
妙な期待感と信憑性の隣り合わせが多いので、
良い整体で施術を受けると体が勝手に
良くなっていくイメージがもしかしたら
あるかもしれません。
しかし、整体というのは本来皆様と
二人三脚で体を良くしていくことが目的です。
施術だけではどうしても難しい症例も多々あります。
その中で、整体と心理アプローチを組み合わせると、
痛みが改善しやすくなる方は非常に多い印象を
整体/整骨院壱番館では感じています。
本ブログでは、
横浜市中区元町の整体院として、
我々が提供している施術と、
最新の痛み科学に基づいた
認知行動的アプローチがどのように
腰痛改善に役立つのかを、
医学的エビデンスを交えて詳しく解説します。
2.なぜ腰痛は長引くのか?
医学的にわかった3つの理由
いつまで経っても腰痛が治らない原因は、
単なる“腰そのもの”ではない可能性があります。
だからと言って、精密検査してみても
内科的疾患からくるものでもないとすれば、
一体何が原因なのでしょうか・・
(1)身体的要因:筋膜・筋肉・関節の機能低下
慢性腰痛の方の多くに共通するのは、
☑️筋膜の滑走不全
☑️トリガーポイントの形成
☑️背骨の可動域制限
☑️インナーマッスルの機能低下
☑️長時間同じ姿勢
いわゆる体の「機能的な問題」です。
特に、筋膜というものは
全身を包むネットワークなので、
腰痛の部位別の原因でも
「ふくらはぎ/背中/お腹」の硬さが
原因となることが珍しくありません。
だからこそ「全身を診る整体」が必要なのです。
と整体/整骨院壱番館では考えています。
(2)心理社会的要因:ストレス・不安・仕事環境
腰痛を良くしていこうと思って
体にいいことを取り入れていこうと思った時、
もっとも見落とされるのが、この領域です。
日本整形外科学会のガイドラインでは、
**「腰痛はストレスと大きく関連する」**と
明記されています。
また、厚生労働省の「慢性疼痛治療ガイドライン」でも、
腰痛は**身体×心理×社会(Biopsychosocial model)**
で、評価すべきと、明記されています。
よく壱番館に来られる方で、
以下のような考え方や感情を
持ち合わせている方を見かけます。
この考え方では痛みをかえって
悪化させてしまう可能性があります。
☑️「姿勢が悪いから一生治らない」
☑️「椎間板がすり減っているからダメなんだ」
☑️「動くと悪化しそうで怖い」
☑️「安静こそ大事」 → 実は逆効果
これらは“痛みの恐怖心(fear-avoidance)”と呼ばれ、
筋緊張を強め、運動量を減らし、さらに痛みを長引かせます。
☑️仕事のストレス
☑️家庭のストレス
☑️長時間デスクワーク
☑️上司との人間関係
☑️不安や落ち込み
☑️その他ストレス
これらは自律神経を乱し、
筋肉を緊張させ、痛みを増幅します。
これも現代医学でエビデンスに基づいた論文が
いくつも出ていますね。
(3)脳が過敏になる(中枢感作)
体のどこかで痛みが続くと、
脳が痛みに対して「過敏」になります。
☑️軽い刺激でも痛みとして感じる
☑️同じ痛みでも強く感じる
☑️不安があるほど痛みが増す
これは研究で明確に示されています。
つまり、
**“脳が痛みを増幅させている”**状態です。
⇒そこで重要になるのが、
**認知行動療法(CBT)**です。
体のどこかの痛みが続くと、
脳の“痛み警報装置”が敏感になり、
少しの刺激でも痛みとして感じるようになります。
結果・・・
☑️スマホ操作でも腰が痛と感じる
☑️家事の途中でズキッとする痛みが走る
☑️動いてないのに痛む
これは、身体の異常ではなく、
脳の痛みフィルター自体がが
敏感になっている状態です。
いわゆる脳の誤作動です。
認知行動療法は、この「脳の過敏化」を
正常に戻すための最適な方法であると言えます。
3.認知行動療法(CBT)とは?
腰痛治療に効果的な理由
それでは実際、認知行動療法とは
具体的にどのようなものなのでしょうか。
認知行動療法は、
「考え方」「感情」「行動」の3つを整え、
痛みの感じ方を改善する方法です。
ただのメンタルケアではなく、
科学的に効果が実証されています。
◎認知行動療法が腰痛治療で高く評価される理由
1.痛みに対する不安と恐怖を減らせる
2.「動くと悪化する」という誤解を修正する
3.安静よりも“適度に動くこと”を促す
4.ストレスを軽減し、腰の筋緊張を緩める
5.痛みの脳内処理方法を変えて痛みを弱める
6.整体などでの施術効果を長く維持できるようになる
◎海外の研究結果
•認知行動療法は薬物治療より効果が持続
•慢性腰痛患者のQOLを改善する
•fear-avoidance(痛みの恐怖)を減らすと痛みが軽くなる
つまり、
「脳の痛みへの誤解」を減らすだけで、
痛みは物理的に弱くなる
ということが証明されています。
認知行動療法が腰痛に有効と言われる理由
•痛みに対する“誤解”を修正できる
•恐怖心を減らし、動けるようになる
•行動量が増えて血流が改善
•筋力・柔軟性が回復しやすい
•痛みへの脳の過敏が弱まる
•施術効果が長く続く
参考文献:
•Cherkin et al., 2011, JAMA
→ CBTは慢性腰痛に対して、
通常の治療よりも長期改善効果が高い
•Williams et al., 2012
→ CBTは痛みの強さだけでなく、
生活の質(QOL)を向上させる
海外(特に欧米)では、
理学療法士・整体師・カイロプラクターが
認知行動療法を取り入れて施術を
行うケースが増えています。
4.腰痛(体の痛み)を
悪化させる「思考のクセ」
TOP8
認知行動療法の視点から見ると、
腰痛を悪化させてしまう可能性がある
典型的な思考があります。
①「動くと悪くなる」と思っている。
実際には、痛みがあっても安全に動けるケースがほとんど。
安静は1日で十分です。長くても2日でしょう。
動かなさすぎることこそ症状を長引かせる最大の要因。
②「骨がズレている、変形しているから痛い」
画像検査でズレや変形が見つかっても、
痛みと関係しないことも多いと研究で判明。
③「椎間板がすり減っている=痛みの原因」
椎間板変性は10代か後半から自然に起こります。
痛みの直接的な原因ではないことが多い。
④「痛み=危険」
痛みとは脳が身体を守るために
過剰に反応していることが多いです。
痛みは“危険のサイン”ではなく、
“脳の反応”であると考えましょう。
⑤「この痛みと一生付き合うしかない」
脳の誤作動は改善可能です。
整体/整骨院壱番館での臨床上、
認知行動療法と施術で良い方向に変化する
例は多いです。
⑥「安静にしていれば治る」
→安静は逆効果。
筋肉が弱り減るのも早いです。
脳が「動く=痛みがでる」と学習してしまう。
⑦「姿勢が悪いから治らない」
姿勢の良し悪しは痛みの強さとほぼ無関係。
世界的な研究でも証明済みです。
ただし、再発予防の観点からすると
姿勢が良いに越したことはないです。
⑧「この痛みは一生続く」
認知行動療法の効果を示す研究では、
70〜80%の慢性腰痛患者が
改善すると報告されています。
※ここに記した事項は必ずしもその通りではなく
痛みの原因が他の疾患の可能性も否定できないため、
あくまでも参考程度にお考えください。
5.認知行動療法を取り入れると、
腰痛治療はどう変わる?
では、この認知行動療法を腰痛治療に組み込むと
どのようなことが期待できるのでしょうか
認知行動療法を施術に組み込むと、
以下の効果が見込めます。
① 痛みへの恐怖が減る→筋肉の緊張が解ける
不安と、恐怖心は交感神経を高め、筋肉を硬くします。
筋緊張が減少し、副交感神経が優位になれば
血流が改善し、痛みが軽くなります。
② 行動量が増える→体の回復スピードが上がる
以前にも紹介しましたが怪我や痛みの時に
安静しすぎるのは良くありません。
痛みが多少あっても、
痛みの範囲内という前提ではありますが
多少の痛みがあっても動く量が増やします。
☑️筋膜の滑走性
☑️体幹筋の活性
☑️関節の動き
これらが自然に改善します。
また、「動いても大丈夫」と脳が再度理解すると、
脳は筋肉にリラックス指令を出し、動きが改善。
③ 痛みが軽く感じられるようになる
痛みは“脳の誤解”であるという過程であれば、
認知行動療法によって痛みの認知が変われば
痛みの強さも変わるはずです。
6.横浜市中区元町・整体/整骨院壱番館の
整体 × 認知行動療法
整体/整骨院壱番館では普段の施術に加えて、
認知行動療法的な指導を組み合わせながら
皆様のお体を診させていただいています。
・まず全身の評価をしていきます
☑️生活リズムの把握
☑️姿勢の良し悪し
☑️歩行バランス
☑️筋膜ライン
☑️骨盤・肋骨・肩の連動
☑️脊椎、股関節などの連動性
☑️呼吸パターン
これらを詳細にチェック。
次に、腰痛は腰だけを触っても
よくならないことが多いので
皆さんの体を丁寧に分析していきます。
例えば、、
☑️股関節の可動域
☑️肋骨の動き
☑️ふくらはぎの張り
☑️呼吸の深さ
☑️重心の位置
☑️歩行リズム
これは認知行動療法の理論における
**「身体の安全性の確認」**につながります。
・原因の可視化と“正しい理解”を提供
認知行動療法の中心となる、
「痛み=治らないものではない」
という再教育(pain education)を行います。
これだけで不安と恐怖心が50%以上減る方もいます。
・ 施術(筋膜リリース・トリガーポイント・KYテクニック)
体に優しい施術をすることで血流が良くなり自律神経が
うまく働くようになるということが
これまでの研究でわかっています。
☑️痛気持ちいいくらいの刺激
☑️優しく全身を整える
☑️痛みの出る部位以外も調整
☑️動きの改善を即時に確認
特に“全身を診る”施術スタイルは
認知行動療法と相性が良く、
「体は無事だ」「動いて大丈夫」という感覚が
自然と生まれます。
そして、私たちは、
☑️痛みが出る理由
☑️その痛みが危険ではないこと
☑️多少痛くても動いたほうが良い理由
☑️どこが原因で痛みが出るか
を、お伝えするようにしています。
※我々の範疇外の症状や、適切な医療機関にて
受診が必要と判断した場合は適宜、
皆様にお伝えしております。
ごく稀に、
よく強く揉まれないと効いた気がしない
私は痛いくらいの施術が好み
という方がいますが、それはどちらかというと
ご自身で気持ちがいいと思うリラクゼーションを
受けられた方が時間もお金も無駄にならずに済むと
我々は考えています。
整体/整骨院壱番館の施術は皆様の今ある症状を
良い方向へ導くための施術であって気持ちよさを
求めるだけの施術ではないことをご承知おきください。
・認知行動療法をセルフケア指導
例えば・・・
☑️動く練習→家での軽いトレーニング
☑️痛み日記→前はできなかったことが今日はできた
☑️思考の書き換え→
ポジティブになることをよく考える
☑️呼吸→ゆっくりと大きく深呼吸
☑️簡単なストレッチ→
動いても痛くないということを再認識
☑️日常動作の改善→
痛みの原因になることを出来るだけ排除
これにより施術効果が長期間持続すると自負しています。
7. 認知行動療法を取り入れた
セルフケア具体例
上記したセルフケアをちょっとだけ具体的に
お書きしておきましょう。
例えば、
① “できた行動”を記録する痛み日記
☑️今日は10分歩けた
☑️仕事をしても痛みが出なかった
☑️昨日より立ち上がりが楽
人間の記憶は一部の方を除いて非常に曖昧です。
できたことをスマホにでもいいので記録するだけで、
脳の痛み回路が落ち着ちつくことが研究でわかっています。
・悪い思考の書き換え例
考え方を少しだけ変えてみましょう。
誤った認知:「痛い=動くと危険」
書き換え:
「痛みは危険ではない。動くことで回復が進む」
・ 動ける範囲で“成功体験”を積む
これは認知行動療法の特徴でもありますが
“怖い動きを少しずつ行う”ことが重要です。
☑️前屈が怖い→10%だけ曲げる
☑️長時間座るのが怖い→1分だけ座る
☑️重い物が怖い→1キロだけ持つ
これを繰り返すと
脳が「大丈夫」と学習していきます。
8. まとめ
〜腰痛は身体と脳を一緒に治す時代へ〜
頑固な慢性腰痛を良くしていくのには、
整体/整骨院壱番館の考えとして
☑️身体の調整(整体)
☑️心理的アプローチ(認知行動療法)
☑️正しい理解(pain education)
☑️行動の改善(セルフケア)
この4本柱がとても重要だと考えています。
整体だけでも不十分、
心理的アプローチだけでも不十分で、
両方を組み合わせることで回復スピードが
上がるのではないかと考えています。
横浜市中区元町にある整体/整骨院壱番館では、
「痛みの医科学」と非常に相性が良い施術方法を
取り入れています。
腰痛で悩む方に対し、
「体は安全で、動いても大丈夫」
という安心感を提供できれば、痛みは軽くなります。
腰痛は身体・心理・行動が絡み合う複雑な症状です。
だからこそ、
☑️整体で身体の機能を整え
☑️認知行動療法で脳の痛み反応を落ち着かせ
☑️正しい理解で恐怖心を減らし
☑️日常の行動を変えることで回復を早める
この4つが揃うと、痛みは変わるはずです。
我々が施術させていただいている
「丁寧な説明×全身的アプローチ×安全な施術」は、
現代の腰痛治療の中心となる考え方です。
横浜市中区元町という地域性もあり、
デスクワーク・ストレス・姿勢の
悩みを抱える方が多く、認知行動療法は
非常に効果を発揮しやすいアプローチです。
ぜひともこの施術を受けてみてください。
お役に立てると信じています。
電車に乗ってでも来る価値のある
整体院/整骨院を目指しています!!
〒231-0861
神奈川県横浜市中区元町5-196-13
ウィーズ元町2F
横浜市中区、南区、西区、磯子区の
どこに行っても改善しない
お身体のお悩みなら
☎045-308-8838
整体院 整骨院 壱番館
■参考文献:
•厚生労働省「慢性疼痛診療ガイドライン」
•日本整形外科学会「腰痛診療ガイドライン2021」
•Cherkin DC, et al. CBT vs usual care for chronic low back pain. JAMA. 2011.
•Williams AC, et al. Psychological therapies for chronic pain. Cochrane, 2012.
•Vlaeyen JW, Linton SJ. Fear-avoidance and chronic pain. Pain. 2000.
•Moseley GL. “Explain Pain” concept and modern pain science.