朝起きたらアキレス腱が痛い‼︎理由を整体目線で解説‼︎

2026/04/16
横浜市中区元町にある整体/整骨院壱番館がアキレス腱の痛みともやもや血管について詳しく解説

アキレス腱炎とモヤモヤ血管の関係とは?

類似疾患との違いも整体目線でわかりやすく解説

 

横浜市中区元町にある整体/整骨院壱番館から

皆様にとって有益な健康情報を

お届けしてまいります!

 

今回のテーマは「アキレス腱炎」

季節を問わず一年を通して割と多い疾患です。

 

スポーツをやっている方だけに発症すると

思っている方も多いかもしれませんが

意外とスポーツをしていない人でも

アキレス腱に痛みが出る方は多い印象です。

 

また、

アキレス腱の痛みは、

「使いすぎによる炎症」

ひとことで片づけられがちです。

 

ですが実際には、単純な炎症だけでは

説明できないケースも多く、

腱の変性や周囲組織の変化、

さらには近年注目されている

**モヤモヤ血管(新生血管)**との関係が

あるのではないかとも言われています。

 

ただし、

モヤモヤ血管がある=それがアキレス腱の痛み

と単純に決めつけるのも正確ではありません。

 

なぜなら、画像で見える所見と、

実際に感じる痛みは必ずしも

一致しないからです。

 

また、

アキレス腱の周囲にはアキレス腱付着部症、

後踵骨滑液包炎、ハグルンド変形、

足底腱膜炎など、似たような症状を

出す疾患もあり、鑑別を間違えると、

治療の方向性もずれてしまいます。

 

このブログでは、

アキレス腱炎とモヤモヤ血管の関係を

整理しながら類似疾患との違い、

そして整体ではどのような視点で

身体をみていくべきかをわかりやすく

解説していこうと思います。

 

なかなか良くならないアキレス腱の痛み

悩んでいる方にとって、不調を抜け出す

すヒントになれば幸いです。

 

 

目次

1.はじめに

2.アキレス腱炎という言葉は正しいのか

3.モヤモヤ血管とは何か

4.モヤモヤ血管があると必ず痛いのか

5.なぜアキレス腱に負担がたまるのか

6.類似疾患との関係性と見分け方

 •6-1. アキレス腱中部障害

 •6-2. アキレス腱付着部症

 •6-3. 後踵骨滑液包炎

 •6-4. ハグルンド変形

 •6-5. パラテノン炎・腱周囲炎

 •6-6. 足底腱膜炎との関連

 •6-7. アキレス腱部分断裂・完全断裂

7.モヤモヤ血管に着目しすぎることの落とし穴

8.整体院ではどう考えるか

9.こんな症状は医療機関での評価を優先

10.まとめ

11.さいごに

引用・参考文献

 

 

1. はじめに

 

歩き始めると踵の少し上が痛い

朝の一歩目が痛くて足がつけない

走ると痛いのに少し動くと一時的に楽になる

こうした症状があると、

多くの方は「アキレス腱炎かな」と

考えると思います。

 

ですが実際には、

アキレス腱の痛みは単純な炎症だけでは

説明しきれないことが多々あります。

 

近年では、腱の中や周囲にみられる

**モヤモヤ血管(新生血管)**や、

それに伴う神経の入り込みが

アキレス腱周囲の痛みに関与している

可能性が注目されています。

 

一方で、新生血管が見えるからといって、

必ずしもそれが痛みの原因そのものとは

限りません。

 

整体/整骨院壱番館ではいつもみなさまに

お話しさせていただいていますが、

画像所見と症状が、いつもきれいに

一致するわけではないからです。

 

アキレス腱そのものがメインのケースもあれば、

ふくらはぎの硬さ、足首の可動性低下、

足裏の使い方、股関節や体幹の負担が

背景にあるケースもよくあります。

 

さらに、

似た症状を出す類似疾患もあるため、

見分けが非常に大切です。

 

 

2. アキレス腱炎という言葉は正しいのか

 

一般には「アキレス腱炎」という言葉が

よく使われます。

 

慢性的に長引いているケースの多くは、

純粋な炎症というよりアキレス腱症として

考えた方が実態に近いとされています。

 

つまり、

繰り返しの負荷によって腱の構造が乱れ、

腱が厚くなったり、柔軟性や強度が落ち、

痛みやこわばり、機能低下が起きている状態です。

 

もちろん急性期には炎症が強くなります。

 

慢性化しているケースでは炎症だけでなく、

変性や神経の過敏性、周囲組織との摩擦や

張力バランスの乱れなど、さまざまな要素が

関わってきます。

 

そのため、

「炎症だから安静だけしておけばいい」と

考えるのはやや不十分ですし、反対に

「変性しているからもう元に戻らない」と

決めつけるのも正確ではありません。

 

大切なのは、今の痛みがどのような

負荷で起きているのかを見極めることです。

 

 

3. モヤモヤ血管とは何か

 

モヤモヤ血管とは、

超音波検査などで見られる

新生血管のことです。

 

傷んだ腱の周囲では、

通常より血管が増えて見えることがあり、

これがアキレス腱症で

観察されることがあります。

 

これだけを見ると、

血流が増えて治そうとしている良い反応なのでは

と思うかもしれません。

 

実際、そのような捉え方もあります。

 

ただし近年の研究はそれだけでは説明しきれず、

新しい血管に神経が伴って入り込むことで、

痛みの発生に関わっているのではないかと

考えられています。

 

ここで注意したいのは、

聞きなれないモヤモヤ血管という表現が

独り歩きすると、まるでそれが“悪の根源”の

ように聞こえてしまうことです。

 

ですが実際には、

修復反応の一部でもあり、

アキレス腱をはじめ痛みとの関係は

もっと複雑です。

 

単純に「血管がある=悪い」とは

言えないのです。

 

 

4. モヤモヤ血管があると必ず痛いのか

 

結論から言うと、

モヤモヤ血管があることと、

痛みの強さは必ずしも一致しません。

 

実際、

画像上では新生血管が豊富に見られても

症状が軽い人もいますし、

逆に画像所見が強くなくても

痛みが強い人もいます。

 

このことから、

モヤモヤ血管は“痛みのヒント”にはなっても、

“絶対的な痛みの犯人”とは言い切れないのです。

 

ここで論理的に整理すると、

 

考え方は大きく3つあります。

 

1.モヤモヤ血管そのものが痛みの主因である

 

2.モヤモヤ血管は単なる結果であり痛みの本体ではない

 

3.一部のケースでは痛みに関与するが全員に共通するわけではない

 

現実的には、

3つ目の考え方がもっとも近いです。

 

つまり、

モヤモヤ血管は無視できるものではない一方で、

それだけを見てすべてを説明するのも無理がある、

ということです。

 

ここを誤解すると、

画像だけに意識が向きすぎて、

実際の身体の使い方や負荷管理の問題が

後回しになってしまいます。

 

 

5. なぜアキレス腱に負担がたまるのか

 

アキレス腱は、歩行、階段、ジャンプ、ダッシュ、

踏ん張り動作などで大きな張力を受けます。

 

本来、

腱はその負荷に耐えるようにできていますが、

回復できる量を超えた負荷が続くと

痛みが出やすくなります。

 

たとえば、

次のような要素はアキレス腱への

負担を増やしやすい代表例です。

        

•急な運動量の増加

•硬い地面での歩行やランニング

•ふくらはぎの柔軟性低下

•足関節の背屈制限

•靴の変更

•体重増加

•加齢に伴う腱の回復力低下

 

整体の分野から見ると、ここで重要なのは

「アキレス腱だけの問題ではない」

という点です。

 

足裏のアーチが機能しにくい、

足首が曲げづらい、

股関節が伸びない、

体幹が不安定で片脚支持が弱い。

 

こうした問題があると、

歩くたび、立つたび、蹴り出すたびに

アキレス腱へ負担が集中しやすくなります。

 

アキレス腱の痛みは局所症状であっても、

背景には全身の使い方の偏りが

潜んでいることが少なくありません。

 

これを見るとアキレス腱の痛みは

スポーツをする人だけではないことが

お分かりいただけると思います。

 

 

6. 類似疾患との関係性と見分け方

 

アキレス腱周囲の痛みは、

似た症状を出す疾患が多くあります。

 

ここを曖昧にしたまま

「アキレス腱炎ですね」と決めつけると、

治療の方向性がズレる可能性があります。

 

📘6-1. アキレス腱中部障害

 

踵の付着部より少し上、

だいたい2〜6cmほど上に

痛みが出やすいタイプです。

 

朝のこわばりや動き始めの痛みがあり、

運動で悪化しやすい一方、

少し動くと一時的に楽になることもあります。

 

一般的に、

いわゆる“アキレス腱炎”と言われた時、

一番に想定されやすいのがこのタイプです。

 

📘6-2. アキレス腱付着部症

 

踵の骨に付く部分そのものが痛いタイプです。

 

中部障害との違いは、

足首を深く曲げた時の圧迫ストレスが

関係しやすいことです。

 

そのため、

中部障害で行うような運動やストレッチが、

付着部障害では逆に刺激過多になる

場合もあります。

 

📘6-3. 後踵骨滑液包炎

 

アキレス腱の前側、

踵骨との間にある滑液包が炎症を起こす状態です。

 

靴の踵が当たると痛い、圧迫でつらい、

深く曲げると痛い、といった特徴が出やすく、

付着部障害と混同されやすいです。

 

アキレス腱そのものだけでなく、

その前のクッション部分が問題になっている

ことが多い疾患です。

 

📘6-4. ハグルンド変形

 

踵の後上方の骨が出っ張り、

アキレス腱や滑液包に機械的な刺激を

与えてしまう状態です。

 

踵の後ろの骨ばった出っ張り、

靴との干渉、長時間歩いた後の

痛みがヒントになります。

 

単独というより、

付着部障害や滑液包炎と

セットでみられることが多いです。

 

📘6-5. パラテノン炎・腱周囲炎

 

腱そのものではなく、

腱の周囲組織に炎症や癒着が起きるタイプです。

 

動かした時にきしみ感があったり、

周囲が腫れぼったく感じたりすることがあります。

じ“アキレス腱周囲の痛み”でも、

腱の変性主体とは少し性質が異なります。

 

📘6-6. 足底腱膜炎との関連

 

足底腱膜炎は踵の裏に痛みが出ることが多く、

朝の一歩目が痛いという点で

アキレス腱障害と似ています。

 

決定的に違うのは、

痛みの場所が違います。

 

足底腱膜炎は踵の裏、

アキレス腱症は踵の後ろから少し上が中心です。

 

ただし、

足裏のアーチ機能低下や

下腿後面の張力増大を通じて、

両者が関連することは十分あり得ます。

 

片方をかばうことで、もう片方に

 

負担が波及することもよくあります。

 

📘6-7. アキレス腱部分断裂・完全断裂

 

これは絶対に見逃したくない病態です。

 

というよりも、見逃しては絶対ダメです。

 

急に「パンッ」とした感覚があった、

誰かに後ろから蹴られたように感じた、

つま先立ちができない、

踏み返しに力が入らない。

 

こうした症状がある場合は、

慢性的なアキレス腱症ではなく、

断裂の可能性を考える必要があります。

 

この場合は整体/整骨院よりも

先に医療機関での評価が優先です。

 

 

7. モヤモヤ血管に着目しすぎる

落とし穴

 

モヤモヤ血管は確かに注目されている所見です。

 

しかし、それだけに着目しすぎると、

本質を見誤ることがあります。

 

モヤモヤ血管が見えたとしても

その人の痛みの主因が

 

•腱への過負荷なのか

•足首の可動域制限なのか

•ふくらはぎの緊張なのか

•片脚支持の不安定さなのか

•フォームの問題なのか

 

は別で考えなければなりません。

 

つまり、

「画像で何が見えたか」

「その人の身体で何が起きているか」は、

重なる部分もあれば、

重ならない部分もあるということです。

 

もし本当にモヤモヤ血管だけが主因なら、

血管所見を改善すれば全員が同じように

改善するはずです。

 

しかし実際にはそう単純ではありません。

 

この点からも、

モヤモヤ血管は重要な要素のひとつではあっても、

単独で全体を説明するものではないと

考える方が自然です。

 

 

8. 整体院ではアキレス腱炎について

どう考えるか

 

整体院でアキレス腱の痛みを見る場合、

重要なのは痛い場所だけを

追いかけないことです。

 

もちろん局所の圧痛や緊張、

周囲組織の滑走性をみることは大切です。

 

しかし、それと同じくらい重要なのが、

アキレス腱に負担を集めている

背景を探すことです。

 

たとえば、

        

•ふくらはぎが常に張っている

•足首が硬く、しゃがみにくい

•足裏のアーチがつぶれやすい

•股関節がうまく伸びない

•片脚立ちでグラつく

•歩く時に蹴り出しへ頼りすぎている

 

こうした要素があると、

施術で一時的に楽になっても、

また同じ負荷がアキレス腱に

集中しやすくなります。

 

そのため整体では、

局所の状態を整えることに加え、

足首、足部、膝、股関節、

体幹まで含めた連動をみて、

必要に応じてセルフケアや負荷のかけ方まで

提案をしていくことが大切です。

 

ここでの考え方の分かれ道は、

「痛みがあるから完全安静にするべきか」

という点です。

 

慢性化したアキレス腱の問題では、

何でも休めば良いわけではなく、

回復できる範囲で適切に

負荷を戻すことが重要になります。

 

この視点がないと、痛みを避け続けるうちに

腱の耐久性そのものが落ち、

かえって再発しやすくなることがあります。

 

 

9. こんな症状は医療機関での評価を優先

 

次のような場合は、

自己判断や整体だけで治療を進めず、

整形外科などでの評価を優先した方が

良いかもしれません。

 

• 突然の激痛が出た

•「切れた」「蹴られた」ような感覚があった

•腫れや熱感が強くずっと治らない

•つま先立ちができない

•安静にしていてもズキズキ痛む

•赤みや発熱を伴う

•長期間改善せず悪化していっている

 

こうしたサインがある場合、

腱断裂や強い炎症、別の疾患が

隠れている可能性もあります。

 

整体で対応できる範囲を超えているケースを

見分けることも、安心して身体を

任せてもらう上で重要なことだと

整体/整骨院壱番館では考えています。

 

 

10. まとめ

 

アキレス腱炎として語られる痛みの多くは、

実際にはアキレス腱症として

理解した方が自然です。

 

そこには炎症だけでなく、

腱の変性、新生血管、神経の入り込み、

そして負荷管理の問題が関わります。

 

モヤモヤ血管は確かに注目すべき所見です。

 

しかし、見えたからといって、

それがそのまま痛みの犯人とは限りません。

 

ここを単純化しすぎると、

画像ばかりに意識が向いて、

実際の身体の使い方や

回復の設計を見落としてしまいます。

 

また、

アキレス腱周囲の痛みには、

付着部障害、後踵骨滑液包炎、ハグルンド変形、

腱周囲炎、足底腱膜炎、断裂など

似た病態が多くあります。

 

だからこそ、痛みの場所、痛み方、

どんな動作で悪化するかを

適切に見極めることが大切です。

 

整体目線では、局所だけでなく、

ふくらはぎ、足首、足裏、股関節、

体幹まで含めて、アキレス腱に負担を

集めている背景を減らしていくことが重要です。

 

そして最終的には、

回復できる範囲で適切に負荷をかけ直し、

再発しにくい身体の使い方へつなげていくことが

大切だと考えます。

 

 

11. さいごに

 

「踵の少し上がずっと痛い」

「朝の一歩目がつらい」

「アキレス腱炎と言われたがなかなか改善しない」

 

そのようなお悩みがある方は、

痛い場所だけでなく、

足首の動き・ふくらはぎの張力、

足裏の使い方・股関節や体幹の

連動まで含めて

見直すことが重要です。

 

当院では、局所だけにとらわれず、

全身のバランスと負荷のかかり方を確認しながら、

再発しにくい状態づくりを目指しています。

 

 

初めての方へ

 

横浜市中区も元町にある

整体/整骨院壱番館では

 

•無理な回数券の提案は行いません

•痛みや違和感の原因を丁寧に説明します

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あなたの身体の状態に合わせて、

今できる最善の選択を一緒に考えていきます。

 

 

 

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引用・参考文献


        

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•Martin RL, et al. Achilles Pain, Stiffness, and Muscle Power Deficits: Midportion Achilles Tendinopathy Clinical Practice Guideline.

 

•van Zundert PGE, et al. Effectiveness of Ultrasound-Guided Interventions on Neovascularization in Achilles Tendinopathy: a Scoping Review.

 

•De Marchi A, et al. In Achilles tendinopathy, the neovascularization is abundant but not related to symptoms.

 

•de Jonge S, et al. Relationship between neovascularization and clinical severity in Achilles tendinopathy.

        

•Tol JL, et al. Neovascularization in Achilles tendinopathy: have we been chasing a red herring?

 

•Matthews W, et al. The clinical diagnosis of Achilles tendinopathy: a scoping review.

 

•NICE CKS. Achilles tendinopathy: differential diagnosis.

 

•Chimenti RL, et al. Current Concepts Review Update: Insertional Achilles Tendinopathy.