久保建英選手の膝負傷から考える
スポーツをしない一般の人にも
起こり得る「膝の痛み」とは?
横浜市中区元町にある整体/整骨院壱番館から
皆様に有益な健康情報をお届けします‼︎
今回のテーマは「膝の痛み」
サッカー日本代表の久保建英選手が、
試合中に左膝を痛めたという
ニュースが飛び込んできました。
サッカーのような
激しい動きが求められる競技では、
ドリブル、急停止、方向転換、
相手との接触などにより、
膝に強い力が一瞬で加わります。
彼が実際どのようなケガなのかが
公式からの発表がない限りわかりませんが
「サッカーってやっぱ膝痛めるよね」
「膝の怪我と言ったらスポーツ中か」
なんて声が聞こえてきそうです。
しかしながら
スポーツをしていない一般の方でも
膝を痛めることは珍しくありません。
むしろ日常生活の中でも、
✅ 階段の上り下り
✅ 椅子からの立ち上がり
✅ 長時間の歩行
✅ しゃがみ動作
✅ 正座
✅ 体重増加
✅ 筋力低下
✅ 股関節や足首の硬さ
こういった小さな負担が積み重なることでも、
膝の痛みが出ることがあります。
つまり膝痛は、
「スポーツ選手だけの問題」ではなく、
日常生活の中でも十分に起こる身近なトラブル
なのです。
目次
1. 久保選手の膝負傷から見える膝への負担
2.一般の人の膝痛はなぜ起こるのか
3.スポーツをしない人に多い膝の疾患
4.膝だけを見ても改善しにくい理由
5.整体・運動で見るべきポイント
6.病院を受診すべきサイン
7.まとめ
1.久保選手の膝負傷から見える
膝への負担
久保選手の膝のケガについて、
詳しい診断名が公表されていない段階では、
半月板損傷、靭帯損傷、打撲などを
断定することはできません。
ただし、サッカーの動きから考えると、
膝には非常に大きな負担がかかります。
たとえば、
⚽ 急に止まる
⚽ 急に方向転換する
⚽ 相手選手と接触する
⚽ 片足で踏ん張る
⚽ 膝が内側や外側にねじられる
⚽ 体幹と膝の向きがズレる
このような動作では、
膝に「ねじれ」「圧迫」「引っ張り」の力が
一気に加わります。
スポーツ選手の場合は、
これが高速で起こります。
そのため、半月板、靭帯、軟骨、
筋肉、腱などに強いストレスがかかります。
ケガのシーンを改めて見ると
整体/整骨院壱番館の見解では
内側側副靱帯を怪我したのではないか
あとは強い力が膝に加わって
強い打撲も併発しているのではないか
と想像しています。
と、想像の話はおいといて・・・
では一方で、
一般の方の場合はどうでしょうか。
一般の方は、久保選手のように
激しいプレーをしていなくても、
🚶♂️ 階段を下りる
🚶♂️ 長く歩く
🚶♂️ しゃがむ
🚶♂️ 立ち上がる
🚶♂️ 重い荷物を持って歩く
🚶♂️ 片足に体重をかける癖がある
このような日常動作の
繰り返しで膝に負担がかかります。
ここで大事なのは、
膝痛の起こり方には
違いがあるということです。
✅ スポーツ選手の膝痛
一瞬の大きな外力で起こりやすい
✅ 一般の方の膝痛
小さな負担の積み重ねで起こりやすい
この違いを理解すると、
膝痛の見方がかなり変わります。
2.一般の人の膝痛はなぜ起こるのか
膝は、太ももの骨、すねの骨、
膝のお皿でできています。
膝は主に曲げ伸ばしをする関節ですが、
実際には少しだけねじれの動きも関係しています。
そして膝の特徴として重要なのが、
股関節と足首の影響を強く受ける
ということです。
膝の上には股関節があります。
膝の下には足首があります。
つまり、膝そのものに問題がなくても、
🦵 股関節が硬い
🦵 足首が硬い
🦵 お尻の筋肉が弱い
🦵 太ももの筋力が落ちている
🦵 足裏の荷重バランスが悪い
🦵 歩き方に癖がある
🦵 姿勢が崩れている
このような状態があると、
膝が本来以上に頑張らされます。
その結果、膝の内側、外側、前側、
裏側などに負担が集中し、痛みが出てきます。
膝痛を単純に、
❌ 年齢のせい
❌ 軟骨が減ったから仕方ない
❌ 運動不足だけが原因
と考えてしまうと、
本当の原因を見落とすことがあります。
3.スポーツをしない人に多い膝の疾患
ここからは、一般の方に多い膝の疾患を
わかりやすく整理します。
① 変形性膝関節症
変形性膝関節症は、
中高年以降に多い膝痛の代表です。
よく「軟骨がすり減っている」と
説明されることがあります。
主な症状は、
🔸 歩き始めが痛い
🔸 階段の下りが痛い
🔸 膝の内側が痛い
🔸 膝がこわばる
🔸 正座がしにくい
🔸 膝に水がたまる
🔸 長く歩くと痛い
発生機序としては、
単に軟骨が減るだけではありません。
重要なのは、
膝にかかる体重の偏り
です。
たとえば、
⚠️ O脚傾向がある
⚠️ 股関節が硬い
⚠️ 足首が硬い
⚠️ お尻の筋肉が弱い
⚠️ 膝が外側や内側へぶれる
⚠️ 片足に体重をかける癖がある
このような状態が続くと、
膝の一部分に圧が集中します。
特に膝の内側に負担がかかり続けると、
炎症や痛みにつながりやすくなります。
つまり変形性膝関節症は、
単なる老化ではなく、
膝にかかる力の分散が
うまくいかなくなった状態
とも考えられます。
② 膝蓋大腿疼痛症候群
膝蓋大腿疼痛症候群は、
膝のお皿の周囲や前側に痛みが出る状態です。
特に痛みが出やすいのは、
🔸 階段の上り下り
🔸 坂道
🔸 しゃがみ込み
🔸 椅子からの立ち上がり
🔸 長時間座った後の立ち上がり
です。
発生機序として重要なのは、
膝のお皿の動きが乱れること
です。
膝を曲げ伸ばしすると、
膝のお皿は太ももの骨の溝に沿って動きます。
しかし、
⚠️ 太ももの前が硬い
⚠️ お尻の筋肉が弱い
⚠️ 膝が内側に入る
⚠️ 股関節がうまく使えない
⚠️ 足首が硬い
⚠️ 体幹が不安定
このような状態だと、
お皿の動きがズレやすくなります。
その結果、膝の前側に圧が集中し、
痛みにつながります。
特にデスクワークが多い方は、
股関節が硬くなりやすく、
お尻の筋肉も使いにくくなります。
その状態で階段や立ち上がりを繰り返すと、
膝前面に負担が出やすくなります。
③ 半月板損傷・半月板由来の痛み
半月板は、
膝の中にあるクッションのような組織です。
役割は、
✅ 衝撃を吸収する
✅ 体重を分散する
✅ 膝を安定させる
✅ 関節の動きを滑らかにする
ことです。
半月板は、
体重が乗った状態で膝をひねる
ことで傷つきやすくなります。
スポーツでは、方向転換や
接触プレーで起こりやすいです。
久保選手のようなプレー中の接触では、
瞬間的に膝にねじれや圧迫が加わる
可能性があります。
⚠️久保選手が半月板損傷だったと
断定しているわけではありません。
ここは非常に大事です。
一般の方では、
🔸 しゃがんで立ち上がる
🔸 床の物を取ろうとして膝をひねる
🔸 階段で踏み外す
🔸 車から降りる時に膝をねじる
🔸 布団や床から立ち上がる
🔸 加齢で半月板が弱くなっている
このような場面で痛みが出ることがあります。
症状としては、
⚠️ 膝の内側または外側が痛い
⚠️ 引っかかる感じがある
⚠️ 膝が完全に伸びない
⚠️ 曲げ伸ばしで違和感がある
⚠️ 膝が腫れる
⚠️ しゃがむと痛い
⚠️ 膝がロックする感じがある
特に、膝が動かなくなるような
ロッキング症状がある場合は、
整形外科での確認が必要です。
④ 鵞足炎
鵞足炎は、
膝の内側やや下に痛みが出る状態です。
鵞足とは、
3つの筋肉の腱が集まる場所です。
関係する筋肉は、
🦵 縫工筋
🦵 薄筋
🦵 半腱様筋
この部分に繰り返し
引っ張りや摩擦が加わると、
痛みが出ます。
発生機序としては、
⚠️ 膝が内側に入る
⚠️ 足裏が内側に倒れる
⚠️ 太ももの内側が硬い
⚠️ ハムストリングスが硬い
⚠️ お尻の筋肉が弱い
⚠️ 歩行時に膝がぶれる
などが関係します。
一般の方では、
🔸 階段の上り下り
🔸 長時間歩く
🔸 立ち仕事
🔸 急にウォーキングを始めた
🔸 体重が増えた
🔸 O脚・X脚傾向がある
このような状況で起こりやすくなります。
膝の内側が痛いと、
すぐに変形性膝関節症を疑いがちですが、
鵞足炎のように筋肉や腱の付着部が
原因のこともあります。
⑤ 膝蓋腱炎
膝蓋腱炎は、
膝のお皿の下にある腱に
痛みが出る状態です。
ジャンプ競技で多いため
「ジャンパー膝」と呼ばれることもあります。
ただし、
スポーツをしていない一般の方にも起こります。
特に、
🔸 階段
🔸 坂道
🔸 立ち上がり
🔸 しゃがみ込み
🔸 スクワット動作
🔸 長時間の歩行
などで負担がかかります。
発生機序としては、
膝を曲げた状態から伸ばす時に、
大腿四頭筋の力が膝蓋腱に
集中することが関係します。
負担が増えやすい人の特徴は、
⚠️ 太ももの前が硬い
⚠️ 股関節が使えていない
⚠️ お尻の筋肉が弱い
⚠️ つま先重心になりやすい
⚠️ 膝を前に出しすぎる
⚠️ 急に運動量を増やした
膝のお皿の下が痛い場合、
膝蓋腱へのストレスを考える必要があります。
⑥ 腸脛靭帯炎
腸脛靭帯炎は、
膝の外側に痛みが出る状態です。
ランナーに多いイメージがありますが、
一般の方にも起こります。
発生機序としては、
骨盤から太ももの外側を通る
腸脛靭帯に過剰な張りや摩擦が起こること
が関係します。
原因としては、
⚠️ お尻の筋力低下
⚠️ 骨盤の左右差
⚠️ 股関節の硬さ
⚠️ O脚傾向
⚠️ 外側重心
⚠️ 足首の不安定性
⚠️ 歩きすぎ
などがあります。
膝の外側が痛いからといって、
外側だけを揉めばよいわけではありません。
骨盤や股関節の問題によって、
結果的に膝の外側へ負担が
出ていることも多いです。
⑦ 滑液包炎
滑液包とは、
膝の周囲にある
クッションのような組織です。
骨、腱、皮膚の間で摩擦を
減らす役割があります。
この滑液包に炎症が起こると、
膝の前や内側に腫れや痛みが出ます。
一般の方では、
🔸 膝をついて作業する
🔸 床掃除をする
🔸 正座が多い
🔸 介護動作が多い
🔸 転倒した
🔸 膝をぶつけた
🔸 硬い床で作業する
このような場面で起こりやすいです。
膝の前がぷっくり腫れる場合は、
滑液包炎の可能性もあります。
ただし、
🚨 赤みが強い
🚨 熱感がある
🚨 強く腫れている
🚨 発熱がある
このような場合は、
感染などの可能性もあるため、
医療機関での確認が必要です。
4.膝だけを見ても改善しにくい理由
膝の痛みの治療でよくあるのが、
「膝が痛いから膝だけを治療する」
という考え方です。
もちろん、
膝そのものに炎症や損傷がある場合は、
膝の評価が必要です。
これは大前提です。
しかし慢性的な膝痛では、
膝以外の影響が
非常に大きくなることもあります。
特に見るべきポイントは3つです。
① 股関節
股関節は本来、大きく動ける関節です。
しかし股関節が硬くなると、
膝が代わりにねじれます。
たとえば、
⚠️ 歩く時に膝が内側へ入る
⚠️ しゃがむ時に膝がぶれる
⚠️ 立ち上がりで膝だけを使う
⚠️ 階段で太ももの前ばかり使う
このような状態では、
膝に負担が集中します。
② 足首
足首が硬いと、膝の動きに影響します。
特にしゃがむ、階段を下りる、
歩く動作では足首の可動域が重要です。
足首が硬いと、
⚠️ 膝が内側に入る
⚠️ つま先重心になる
⚠️ 足裏の荷重が崩れる
⚠️ 膝にねじれが出る
という代償が起こります。
膝痛なのに、実は足首の硬さが
原因になっていることもあります。
③ お尻の筋肉
お尻の筋肉は、
膝の向きを安定させるうえでとても重要です。
特に、
🦵 中殿筋
🦵 大殿筋
は膝の安定に関係します。
お尻が使えないと、
片足に体重を乗せた時に骨盤がぶれます。
その結果、
⚠️ 太ももが内側に入る
⚠️ 膝が内側に入る
⚠️ 足裏の荷重が崩れる
⚠️ 膝前面や内側に負担がかかる
という流れが起こります。
つまり膝痛の改善には、
膝だけでなく股関節やお尻の筋肉を
見ることが大切です。
5.整体や運動時に考えるべきポイント
膝痛に対して大切なのは、
痛い場所を揉むことだけではありません。
大切なのは、
なぜ膝に負担が集中しているのかを
見つけることです。
① 炎症が強い時期は無理をしない
まず、
痛みが強い時期に無理な
運動をするのは逆効果です。
特に、
🚨 腫れている
🚨 熱感がある
🚨 歩くと強く痛い
🚨 膝に水がたまっている
🚨 体重をかけられない
このような場合は、
無理に動かすよりも
医療機関での確認が優先です。
MRIやCTを撮って負傷の原因を
特定した方が予後が良いでしょう。
② 膝を支える筋肉を鍛える
膝を守るためには、筋力も大切です。
鍛えるべき筋肉は、
💪 大腿四頭筋
💪 ハムストリングス
💪 中殿筋
💪 大殿筋
💪 内転筋
💪 ふくらはぎ
ただし、
太ももの前だけを
鍛えればよいわけではありません。
膝痛では、
✅ 股関節
✅ お尻
✅ 体幹
✅ 足首
✅ 足裏の荷重
まで含めて整える必要があります。
③ 動作の癖を直す
筋力があっても、
使い方が悪いと膝は痛くなります。
確認したい動作は、
👣 椅子から立ち上がる
👣 階段を下りる
👣 片足立ち
👣 スクワット
👣 歩行
👣 しゃがみ込み
特に注意したい癖は、
⚠️ 膝が内側に入る
⚠️ つま先と膝の向きがズレる
⚠️ 外側重心になる
⚠️ 股関節を使えず膝だけで動く
⚠️ 足首が硬く膝に負担がくる
このような動作の癖を修正しないと、
痛みが一時的に落ち着いても
再発しやすくなります。
④ いきなり強い筋トレをしない
膝が痛い方に、筋肉が足りないと言って
いきなり強いスクワットやランジを
行うのは危険です。
まずは、
✅ 痛みの出ない範囲で動かす
✅ 股関節を使う練習をする
✅ お尻の筋肉を使う練習をする
✅ 太ももの前に頼りすぎない
✅ 足首の可動域を改善する
✅ 軽い自重運動から始める
ことが大切です。
鍛えることも大切ですが、まずは
膝に負担の少ない使い方を覚えること
が重要です。
6.病院を受診すべき膝痛のサイン
すべての膝痛が整体やセルフケアで
対応できるわけではありません。
整体/整骨院壱番館では
次のような場合は、
整形外科での確認を一度
おすすめしています。
🚨 強く腫れている
🚨 熱感がある
🚨 膝に水がたまっている
🚨 体重をかけられない
🚨 膝がロックして伸びない
🚨 膝が抜ける感じがある
🚨 転倒や外傷後から痛い
🚨 夜間痛が強い
🚨 発熱を伴う
🚨 しびれや麻痺がある
🚨 数週間たっても改善しない
特に、外傷後の強い痛み、
ロッキング、明らかな
不安定感がある場合は、
半月板や靭帯の損傷が関係している
可能性があります。
今回の久保選手のように明らかな外傷では
痛強いみも伴っていたため、
今後のプレーの可否、治療方針にも
多大な影響が出るため精密検査を行なった
のだと推測しています。
7.まとめ
久保建英選手の膝の負傷は、
サッカーという競技特性上、
接触、方向転換、踏ん張り、
ねじれなどが一瞬で膝に加わることで
起こるスポーツ外傷の可能性があります。
一方で、スポーツをしない一般の方でも
膝痛はよく起こります。
一般の方の場合は、
✅ 階段
✅ 立ち上がり
✅ 歩行
✅ しゃがみ込み
✅ 加齢
✅ 筋力低下
✅ 股関節や足首の硬さ
✅ 姿勢や歩き方の癖
といった日常生活の積み重ねで
膝に負担がかかります。
膝痛には、
🦵 変形性膝関節症
🦵 膝蓋大腿疼痛症候群
🦵 半月板由来の痛み
🦵 鵞足炎
🦵 膝蓋腱炎
🦵 腸脛靭帯炎
🦵 滑液包炎
など、さまざまな原因があります。
そして大切なのは、
痛い場所と本当の原因が同じとは限らない
ということです。
膝の痛みを改善するためには、
膝だけでなく、
✅ 股関節
✅ 足首
✅ 骨盤
✅ 筋力
✅ 歩き方
✅ 立ち上がり方
✅ 日常動作の癖
まで含めて見る必要があります。
整体/整骨院壱番館としてのご案内
膝の痛みでお悩みの方は、
「年齢のせいだから仕方ない」
「軟骨が減っているから何もできない」
とあきらめる前に、
身体の使い方を確認することが大切です。
当院では、膝だけを見るのではなく、
✅ 股関節の動き
✅ 足首の柔軟性
✅ 骨盤のバランス
✅ 姿勢
✅ 歩行
✅ 筋力バランス
✅ 立ち上がりや階段動作
まで含めて確認し、
膝に負担が集中している
原因を探していきます。
・膝の痛みを繰り返している方
・階段や立ち上がりで不安がある方
・運動を始めたいけれど膝が心配な方
ぜひ一度ご相談ください。
膝の痛みは、膝だけでなく
身体全体の使い方を見直すことで
良い方向へ変わる可能性があります。
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