筋力も柔軟性もあるのになぜ腰痛になる??

2026/08/13
横浜市中区元町にある整体/整骨院壱番館が腰痛、肩こりとモーターコントロールの関係性について解説

筋力も柔軟性もあるのに

なぜ腰痛に?

-「モーターコントロール」

という体の仕組み-

 

横浜市中区元町にある整体/整骨院壱番館から

皆様に有益な健康情報をお届けしてまいります。

 

「筋力はそんなに弱くないと言われた」

「体もそれほど硬くない」

「レントゲンでも大きな異常はない」

それなのに・・・

 

腰や膝、肩などの

痛みを繰り返してしまう——。

 

こうしたケースは、

整体や運動指導をしていると

珍しくありません。

 

いつもは腰痛や膝痛になりたくなければ

しっかり運動して筋肉つけましょう!!

 

なんていう言われることが

ほとんどだと思うのですが

今回はその逆パターンです。

 

筋肉はある。

体もそこそこ柔らかい。

 

けど腰痛、膝痛になる。

 

なんでなのと思いますが・・・

 

そこで考えておきたいのが、

 

「動かせること」

   と

「上手に動けること」

 

は同じではないということです。

 

「体をどう動かすか」に

深く関係しているのが、

今回のテーマである

モーターコントロール

(Motor Control=運動制御)

 

今回のテーマは近年注目されている

モーターコントロールについて

深掘りしていきたいと思います。

 

 

 

📑目次

1️⃣ モーターコントロールとは?
2️⃣ 筋力があっても上手く動けないことがある
3️⃣ 可動域がある=使えている、ではない
4️⃣ 「良いフォーム」だけが正解ではない
5️⃣ 痛みがモーターコントロールを変えることもある
6️⃣ 腰痛とモーターコントロール
7️⃣ 膝痛とモーターコントロール
8️⃣ モーターコントロールはどうやって改善する?
9️⃣ 施術だけ・筋トレだけでは足りないケース
🔟 整骨院/整体 壱番館が「動き」を見る理由

 

 

 

1️⃣ モーターコントロールとは?

 

モーターコントロールを

簡単に言うと、

 

目的に合わせて体を動かすための制御能力

 

私たちが椅子から立ち上がるとき、

まずこの筋肉を30%収縮させて、

その0.2秒後にこの筋肉を……

 

などと考えてはいません。

 

脳や神経系が、

✅今、体がどの位置にあるのか
✅どこに体重が乗っているのか
✅関節がどれくらい曲がっているのか
✅どれくらい力を出せばいいのか
✅バランスが崩れていないか

 

といった情報を処理しながら、

たくさんの筋肉を体と協調させています。

 

大まかに表すと、

 

感覚入力
 ↓
脳・神経系で情報処理
 ↓
筋肉へ指令
 ↓
関節が動く
 ↓
実際の動作
 ↓
その結果が再び感覚として戻る

 

という循環が起こっています。

 

人間の動作は単純に

「筋肉が縮んで関節が動いている」

だけではないのです。

 

 

 

2️⃣ 筋力があっても

上手く動けないことがある

 

ここが非常に重要です。

 

筋力が強いことと、

動作が上手いことは別問題です。

 

例えばスクワットを考えてみましょう。

 

大腿四頭筋やお尻の筋肉に

十分な筋力があったとしても、

 

✅膝が必要以上に内側へ入る
✅左右どちらかに体重が偏る
✅股関節をほとんど使わない
✅足部が不安定になる
✅特定の関節だけに負荷が集中する

 

という動作になることがあります。

 

この場合、

「筋力が弱いから筋トレしましょう」

 

とはなりません。

 

筋肉そのものではなく、

 

持っている筋力を

動作の中でどう使っているのか

 

を見る必要があるからです。

 

これは車で例えると

分かりやすいかもしれません。

 

どれだけ高性能なエンジンがあっても、

アクセル・ブレーキ・ハンドル操作が

適切でなければ、車を上手く

走らせることはできません。

 

いわゆる運転者の技量も

必要というわけですね。

 

筋力はエンジン。

 

モーターコントロールは、

そのエンジンを含めて

車全体をどう運転するかに近い

と考えるとわかりやすいかもしれません。

 

 

 

3️⃣ 可動域がある=使えている

ではない

 

もう一つ大切なのが関節可動域です。

 

例えば検査をすると、

 

「足首はちゃんと曲がる」

 

という人がいたとします。

 

しかし、スクワットをしてもらうと

足首をほとんど使わず、

必要以上に体幹を前へ倒している。

 

 

検査上の可動域があることと、

実際の動作の中でその可動域を

活かせていることは別物です。

 

また、股関節でも同じです。

 

ベッド上では十分に

股関節が動くのに、歩行や

スクワットになると股関節を

上手く使えない人がいます。

 

これを理解すると、

硬いところを柔らかくすれば全部解決する

とはならないことが分かります。

 

動くようにすることと、

その動きをできるようにすること。

 

両方が必要になるケースがあるのです。

 

 

 

4️⃣ 「良いフォーム」

だけが正解ではない

 

ここで一つ注意があります。

 

モーターコントロールという言葉を使うと、

「正しい動き」があれば「間違った動き」が

あると考えたくなります。

 

しかし、

人間の体はそれほど単純ではありません。

 

例えばスクワットで

膝が少し内側へ動いたからといって、

それだけで「異常」とは言えません。

 

背中が丸くなったら

必ず腰痛になるわけでもありません。

 

人間には体格差もあります。

骨格も違います。

筋力も違います。

競技によって求められる動きも違います。

 

そして何より、

人間にはさまざまな動き方を

選択できる能力があります。

 

「一つの正しいフォームしかできない」

よりも、状況に応じて複数の動き方を

使い分けられることが重要な場合があります。

 

ですから我々施術者が見るべきなのは、

❌教科書通りのフォームかどうか

だけではないということです。

 

✅その動作で痛みが出るのか
✅負荷が特定部位に集中していないか
✅他の動き方も選択できるのか
✅疲労すると動作が大きく崩れないか
✅本人の目的に適した動作なのか

 

こうした点を総合的に

考える必要があります。

 

その人にあったフォームで

体を動かすことが大事です。

 

 

5️⃣ 痛みがモーターコントロールを

変えることもある

 

ここは「原因と結果」を

逆に考える必要があります。

 

よく、どこかに痛みが出た時

「動きが悪いから痛くなった」

と説明されます。

 

もちろんその可能性はあります。

 

しかし反対に、

「痛くなったから動き方が変わった」

可能性もあります。

 

例えば右膝が痛ければ、

人間は無意識に左脚へ体重を逃がします。

 

腰が痛ければ、

腰を動かさないように体幹を

必要以上に固めることがあります。

 

肩が痛ければ、

肩甲骨や体幹を使って

腕の動きを補うことがあります。

 

これは必ずしも

「悪い動き」ではありません。

 

その時点では、

痛みから体を守るための適応

とも考えられます。

 

問題になる可能性があるのは、

痛みが落ち着いた後も、

その動き方だけが残ってしまった場合です。

 

そのため、

「動きが悪いから痛い」

と一方向だけで判断するのではなく、

 

痛み ⇄ 運動制御

 

という双方向の関係として

考えることが大切です。

 

 

 

6️⃣ 腰痛と

モーターコントロール

 

腰痛でもモーターコントロールは

よく研究されている分野です。

 

腰痛がある人では、

体幹筋の活動タイミングや

筋活動パターンが変化するケースが

報告されています。

 

しかし、

「腹筋が弱いから腰痛になる」

 

のように、一つの筋肉だけで

説明するのは現在ではあまりありません。

 

腰痛には、

✅筋力
✅持久力
✅動作パターン
✅痛みに対する恐怖
✅睡眠
✅ストレス
✅仕事内容
✅活動量
✅組織の負荷耐性

など、多くの要因が関係します。

 

モーターコントロールは、

その中の重要な一要素として

考えるのが適切でしょう。

 

 

 

7️⃣ 膝痛と

モーターコントロール

 

膝の場合も同じです。

 

「膝が痛いから大腿四頭筋を鍛えましょう」

というだけでは不十分な場合もあります。

 

歩行・階段・スクワットなどを確認すると、

 

✅股関節が上手く使えていない
✅足部の安定性が低い
✅片脚になると骨盤が大きく傾く
✅膝に負荷が集中する動作になっている
✅疲労するとフォームが変化する

 

といった特徴が見つかることがあります。

 

この場合は膝周囲の筋力だけでなく、

足部・膝・股関節・骨盤・体幹を

どう協調させているか

 

まで考える必要があります。

 

ただし、

膝が内側に入る=必ず膝痛になる

という意味ではありません。

 

動作だけを見て原因を

決めつけないことも重要です。

 

 

 

8️⃣ モーターコントロールは

どうやって改善する?

 

前置きが長くなってしまいましたが、

ではどうやってモーターコントロールを

改善していくのか・・・

 

実は、改善するといっても、

難しい運動から始める必要はありません。

 

むしろ最初は、

簡単な課題を正確に行う

ことが重要です。

 

例えばスクワットなら、

1️⃣椅子からの立ち上がり
 ↓
2️⃣浅いスクワット
 ↓
3️⃣通常のスクワット
 ↓
4️⃣片脚に近い条件
 ↓
5️⃣ステップ動作
 ↓
6️⃣ジャンプ・方向転換

 

というように、

徐々に課題を難しくしていきます。

 

ポイントは、

できない動きを何度も繰り返す

のではなく、

できる条件で成功させ少しずつ難しくする

 

これにつきます。

 

また、

 

✅鏡を見る
✅動画で自分の動きを確認する
✅手で触れて位置を認識する
✅テンポをゆっくりにする
✅支持物を使う
✅負荷を軽くする

 

といった方法も使います。

 

最終的には鏡や細かい指示がなくても、

自然に動ける状態を目指します。

 

9️⃣ 施術だけ・筋トレだけでは

足りないケース

 

ここまで考えると、

施術と運動の役割の違い

も見えてきます。

 

例えば関節周囲の緊張が強く、

動かしにくい状態なら、

施術によって動きやすい環境を

作ることには意味があります。

 

しかし、

動けるようになった

   と

その動きを使えるようになった

 

は違います。

 

逆に、動かしにくい状態のまま

無理に運動だけを繰り返しても、

代償動作を繰り返してしまうことがあります。

 

 

施術
 ↓
動きやすい状態を作る
 ↓
簡単な運動で動きを確認
 ↓
負荷を加える
 ↓
日常動作へつなげる

 

この考え方が一つの選択肢になります。

 

ただし、すべての人に施術が

必要なわけでもありません。

 

運動だけで十分改善できるケースもあります。

 

重要なのは、

「施術か運動か」という二択ではなく、

その人に何が不足しているのかを

評価することです。

 

 

 

🔟 整体/整骨院壱番館が

「動き」を見る理由

 

整体/整骨院壱番館では、

痛い場所だけを見るのではなく、

全身の状態や実際の動作も

確認することを大切にしています。

 

なぜなら、

痛い場所と、動作上の

問題が起きている場所が必ずしも

一致するとは限らないからです。

 

これホントなんですよ。

 

例えば膝が痛くても、

股関節・足首・足部・骨盤・

体幹などを含めて確認することで、

違った特徴が見えてくることがあります。

 

腰痛でも同様です。

腰だけではなく、

 

「立つ」

「しゃがむ」

「片脚で支える」

「歩く」

 

といった動作を見ることで、

ベッド上の検査だけでは

分からないことがたくさんあります。

 

そして必要に応じて、

 

施術で動ける状態を作る
     +
運動によってその動きができる

 

という考え方を取り入れています。

 

🧠「筋肉」ではなく「動作」を見る

 

痛みがあると、

「どこの筋肉が悪いんですか?」

と考えたくなるものです。

 

しかし人間の動作は、

一つの筋肉だけで一つの動作を

しているわけではありません。

 

筋力 × 可動域 × 感覚 × 神経系 ×

タイミング × 協調性 × 負荷耐性

 

こうした要素が組み合わさって、

初めて一つの動作になります。

 

だからこそ、

「筋肉を強くする」だけでもなく、
「体を柔らかくする」だけでもなく、

 

持っている能力を

実際の動作で使えるようにする

 

という視点が重要になります。

 

これが整体/整骨院壱番館が

モーターコントロールを

考える大きな意味です。

 

 

 

🏥まとめ

 

今回のポイントを整理します。

 

✅モーターコントロールとは

「目的に合わせて体を制御する能力」

 

✅筋力が強くても、動作の中で上

 手く使えるとは限らない

 

✅関節可動域があっても、

 その可動域を実際の動作で

 使えるとは限らない

 

✅一つの「正しいフォーム」に

 全員を当てはめる必要はない

 

✅動作の変化が痛みを作ることもあれば、

 痛みによって動作が変わることもある

 

✅モーターコントロールだけで、

 すべての痛みを説明することもできない

 

✅施術で「動ける状態」を作った後に、

 運動で「使える状態」へつなげる

 という考え方も重要

 

 

 

💬院長から一言

我々が体を見るときに

大切にしているのは、

 

「その関節が動くか?」

だけではなく、

「その動きを実際に使えているか?」

 

という視点です。

 

ベッドの上では十分動く。

 

筋力検査でも問題ない。

 

それでも立ったり、

しゃがんだり、

歩いたりすると痛みが出る。

 

そんな場合には、

筋力や柔軟性とは違う視点から

体を見る必要があります。

 

ただし、

「あなたは体の使い方が悪い」

と簡単に決めつけることもしません。

 

痛みがあるから、

その動きになっている

可能性もあるからです。

 

大切なのは、

筋力・柔軟性・痛み・負荷耐性・

実際の動作を一緒に見ること。

 

施術によって動きやすい体を作り、

その変化を日常生活で使える

動きへつなげていく。

 

整体/整骨院壱番館では、

こうした考え方を大切にしています。

 

 

初めての方へ

 

横浜市中区も元町にある

整体/整骨院壱番館では

 

•無理な回数券の提案は行いません

•痛みや違和感の原因を丁寧に説明します

•必要な場合は医療機関の受診もご提案します

 

あなたの身体の状態に合わせて、

今できる最善の選択を一緒に考えていきます。

 

 

 

ご予約・お問い合わせ方法

 

•📞 お電話でのご予約

•💬 LINEから24時間受付

•🌐 ホームページ予約フォーム

 

※ 体の痛みに関するご相談は、

事前にその旨をお伝えいただくと

スムーズです。

 

 

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整体院 整骨院 壱番館

 

 

📚参考文献・参考資料

・Hodges PW, Tucker K. Moving differently in pain: a new theory to explain the adaptation to pain. Pain. 2011.

・van Dieën JH, Reeves NP, Kawchuk G, van Dillen LR, Hodges PW. Motor control changes in low back pain: divergence in presentations and mechanisms. J Orthop Sports Phys Ther. 2019.

・Saragiotto BT, et al. Motor control exercise for chronic non-specific low-back pain. Cochrane Database Syst Rev. 2016.

・Hodges PW, Smeets RJ. Interaction between pain, movement, and physical activity. Clin J Pain. 2015.

整骨院/整体 壱番館

「痛いところ」だけではなく、体全体の状態と動作を確認し、一人ひとりに合わせた施術・運動をご提案します。