🦵膝の裏が痛いのはなぜ?
考えられる原因と
対処法・セルフケアを徹底解説
横浜市中区元町の整体/整骨院壱番館から
皆様の健康に関する有益な情報を
発信してまいります‼︎
今日のテーマは「膝の裏の痛み」
「歩いていると膝の裏が痛くなる」
「膝を曲げると、後ろ側が詰まる感じがする」
「立ち上がった瞬間に膝の裏が痛い」
「膝を伸ばしきると裏側が突っ張る」
このような症状はありませんか?
膝の痛みというと
「膝のお皿周辺」や「膝の内側」を
イメージする方が多いかもしれません。
しかし、
実際には膝の裏側=膝窩(しっか)
周辺に痛みを感じる方も少なくありません。
そして重要なのが、
「膝の裏が痛い=膝裏の筋肉が硬い」
とは限らないということです。
膝の裏には
筋肉・腱・靱帯・関節包・神経・血管、
さまざまな組織が集まっています。
そのため、
痛みの原因によって対処方法も変わります。
今回は
「膝の裏が痛くなる主な原因」
「自宅でできるセルフケア」
そして医療機関を受診したほうが
よい症状まで詳しく解説していきます。
📚目次
1️⃣ 膝の裏には何がある?
2️⃣ ハムストリングスによる膝裏の痛み
3️⃣ 腓腹筋による膝裏の痛み
4️⃣ 膝窩筋と膝裏の痛み
5️⃣ ベーカー嚢腫による痛み
6️⃣ 半月板・関節内部からくる痛み
7️⃣ 神経が関係する膝裏の痛み
8️⃣ 血管の問題には注意が必要
9️⃣ 痛み方から原因を考えるポイント
🔟 自宅でできるセルフケアと注意点
1️⃣ 膝の裏には何がある?🧐
膝の裏側は医学的には
「膝窩(しっか)」と呼ばれる場所です。
実はここは、単純に筋肉だけが
存在する場所ではありません。
代表的なものだけでも、
✅ ハムストリングス
✅ 腓腹筋
✅ 膝窩筋
✅ 膝関節後方の関節包
✅ 半月板などの関節内部組織
✅ 脛骨神経などの神経
✅ 膝窩動脈・膝窩静脈
などがあります。
つまり「膝裏が痛い」
という症状だけでは、
原因となっている組織を
特定することはできません。
どの動作で痛いのか、
腫れはあるのか、
押して痛いのか、
しびれがあるのか。
こうした情報を
組み合わせて考えることが重要です。
2️⃣ ハムストリングスによる
膝裏の痛み 🦵
比較的多いのが、
太ももの裏側にある
ハムストリングスの影響です。
ハムストリングスは、
✅ 大腿二頭筋
✅ 半腱様筋
✅ 半膜様筋
から構成され、
股関節と膝関節の動きに関与しています。
特に膝を曲げたり、
歩行中に脚をコントロール
したりする際に働きます。
運動不足や長時間の座位、
急激な運動、筋疲労などによって
負担が増えると、膝裏付近に
張りや痛みを感じることがあります。
🔍こんな場合に疑います
✅ 太ももの裏まで突っ張る
✅ 前屈すると膝裏〜太もも裏が張る
✅ 運動後に症状が強くなる
✅ 膝を伸ばすと突っ張る
ただし注意したいのは、
「硬いから伸ばせばいい」
とは限らないということです。
腱や筋肉そのものに炎症・損傷がある場合、
強いストレッチによって症状が
悪化する可能性があります。
3️⃣ 腓腹筋による膝裏の痛み 🦶
ふくらはぎの代表的な筋肉である腓腹筋は、
実は膝関節をまたいで付着しています。
そのため、
腓腹筋の問題でも
膝裏に痛みを感じることがあります。
特に、
✅ 長時間歩いた
✅ 坂道をたくさん歩いた
✅ ランニングをした
✅ 急に運動量を増やした
といった後に症状が出た場合は、
一つの候補になります。
足首の動きが悪い人では、
歩行時に膝周辺が代償して
負担が増えている場合もあります。
つまり、
「膝が痛いから膝だけを見る」
のでは不十分なケースもある
ということです。
4️⃣ 意外と重要な「膝窩筋」💡
膝の裏には
**膝窩筋(しっかきん)**という
小さな筋肉があります。
あまり一般的には知られていませんが、
膝の動きを考えるうえでは重要な筋肉です。
膝窩筋は、
膝を完全に伸ばした状態から
曲げ始める際の運動制御などに
関与しています。
そのため、
✅ 膝を伸ばしきると痛い
✅ 曲げ始めに違和感がある
✅ 膝裏の外側寄りが気になる
といった場合には、
膝窩筋周辺の問題も評価対象になります。
ただし、
膝窩筋だけを「犯人」と
決めつけることはできません。
膝窩筋に負担が集中しているのであれば、
なぜそこに負担が集中したのか?
まで考える必要があります。
股関節・足関節・歩行・片脚支持など、
身体全体の動きが関係している
可能性があります。
5️⃣ 膝裏が腫れているなら
「ベーカー嚢腫」も 🫧
膝裏の痛みで比較的知られているものが
**ベーカー嚢腫(Baker's cyst/膝窩嚢腫)**
膝関節内の関節液が後方にたまり、
膝裏に袋状の膨らみができる状態です。
🔍特徴
✅ 膝裏が膨らんでいる
✅ 曲げると圧迫感がある
✅ 膝裏がパンパンする
✅ 正座や深く曲げる動作がつらい
などがみられることがあります。
ここで大切なのは、
ベーカー嚢腫そのものだけを
問題にしないこと。
変形性膝関節症や半月板病変など、
膝関節内の問題に伴って
生じることがあります。
つまり、
「なぜ関節液が増えているのか?」
という背景まで考える必要があります。
強く揉んだり、
無理につぶそうとしたり
するのは避けましょう。
6️⃣ 半月板・関節内部の問題 🦴
膝裏の痛みは筋肉だけではありません。
半月板など、膝関節内部の組織が
原因となるケースもあります。
特に半月板の後方部分が関係している場合、
✅ 深くしゃがむ
✅ 正座する
✅ 膝を深く曲げる
✅ 膝をひねる
といった動作で、
膝の奥〜後方に痛みを
感じることがあります。
また、
「引っ掛かる」
「クリックする」
「膝が伸びない」
といった症状を伴うこともあります。
このようなケースでは、
単純に膝裏をマッサージするだけでは
問題が解決しない可能性があります。
7️⃣ 神経が関係していることも ⚡
膝裏には神経も通っています。
そのため、神経の刺激や滑走性などが
症状に関係する場合もあります。
例えば、
✅ 膝裏だけでなくふくらはぎまで症状がある
✅ ビリビリ・ジンジンする
✅ 足までしびれる
✅ 姿勢によって症状が大きく変わる
といった場合です。
さらに神経症状の場合、
原因が膝裏そのものではなく、
腰や臀部など、より上流に存在する
可能性もあります。
ここでも、
「痛い場所=原因の場所」とは限らない
という考え方が重要になります。
8️⃣ ⚠️見逃してはいけない
血管の問題
膝裏の痛みで、
絶対に頭に入れておきたいのが
血管の問題です。
特に注意したいのが
**深部静脈血栓症(DVT)**などです。
血栓によって静脈の流れが
妨げられる状態で、場合によっては
肺塞栓症につながる可能性があります。
🚨こんな症状には注意
✅ 片脚だけ急に腫れた
✅ ふくらはぎまで腫れている
✅ 赤み・熱感がある
✅ 明らかに左右差がある
✅ 突然痛くなった
✅ 息苦しさや胸痛を伴う
このような症状がある場合は、
セルフケアを続けるのではなく
医療機関での評価が必要です。
特に胸痛や息苦しさを
伴う場合は緊急性があります。
膝裏の血管周辺を自己判断で
強く揉むことも避けましょう。
9️⃣ 「いつ痛い?」が
原因を考えるヒントになる 🔍
膝裏の痛みでは、
痛む場所だけでなくどの動作で
症状が出るかが非常に重要です。
🪑立ち上がると痛い
筋力・関節の動き・荷重の
かけ方などを確認します。
🚶歩いていると痛くなる
膝だけでなく、股関節・足関節・
歩行パターンまで評価する必要があります。
🧎深く曲げると痛い
半月板、関節内組織、
ベーカー嚢腫なども候補になります。
🦵伸ばすと突っ張る
ハムストリングス、腓腹筋、
関節後方組織、神経など
複数の可能性があります。
⚡しびれを伴う
神経系の評価も必要になります。
つまり、
「膝裏が痛い」
という情報だけでは足りないのです。
🔟 自宅でできるセルフケア 🏠
原因が明確でない状態で、
いきなり強いストレッチや
マッサージをすることは
おすすめできません。
まずは痛みを悪化させない範囲で
身体を動かしていきましょう。
①膝の軽い曲げ伸ばし
椅子に座った状態で、
ゆっくり膝を曲げ伸ばします。
痛みが強く出るところまで
無理に動かす必要はありません。
10〜15回程度を目安に、
ゆっくり行います。
② 足首の曲げ伸ばし
膝だけでなく、
足首を動かすことも大切です。
座った状態や仰向けで、
「つま先を自分側に引く→遠くへ伸ばす」
を繰り返します。
ふくらはぎ周辺を動かし、
下肢全体の運動を促します。
③ ハムストリングスの軽いストレッチ
筋肉の張りが主体と
考えられる場合には、
軽いストレッチも選択肢になります。
ただし、
痛いところを我慢して
伸ばす必要はありません。
「気持ちよく伸びている」
程度に留めましょう。
運動後から急に痛くなったケースや、
腫れ・熱感がある場合には
無理に行わないでください。
④お尻・股関節も動かす
膝への負担を考えるうえで
重要なのが股関節です。
例えば、
椅子からゆっくり立つ→ゆっくり座る
という運動でも、
臀部や太ももの筋肉を使うことができます。
膝が内側に入りすぎないように
注意しながら行いましょう。
痛みが出ない範囲で
5〜10回程度から始めます。
❌「膝裏が痛い=とりあえずストレッチ」は注意
膝裏が痛いと、
「筋肉が硬いんだ」
「血流が悪いんだ」
と考えて、
一生懸命ストレッチや
マッサージをする方がいます。
しかし、
今回説明したように膝裏の痛みには、
✅ 筋肉
✅ 腱
✅ 関節
✅ 半月板
✅ 関節液
✅ 神経
✅ 血管
など、さまざまな組織が関係します。
そのため、
ストレッチが有効なケースもあれば、
休ませたほうがよいケースもあり、
医療機関を受診すべきケースもあります。
セルフケアで最も重要なのは、
「何をするか」
だけでなく
「何をしてはいけない状態なのか」
を判断することです。
🧠整骨院/整体壱番館が考える
「膝裏の痛み」
膝裏が痛い方を評価するとき、
私たちは「膝裏だけ」を
見るわけではありません。
例えば歩行では、
足部 → 足関節 → 膝関節 → 股関節 → 骨盤
と複数の関節が連動しています。
足首の背屈が不足していれば
膝の動きが変化することがありますし、
股関節周囲の筋力や運動制御が
不十分であれば、膝周囲に
負担が集中することもあります。
だからこそ重要なのは、
「膝裏のどこが痛いか」
だけでなく、
「なぜそこに負担が集中しているのか」
を考えることです。
筋肉をほぐして
一時的に楽になったとしても、
同じ身体の使い方を繰り返せば
再び症状が出る可能性があります。
整骨院/整体 壱番館では、
痛みのある場所だけにとらわれず、
関節可動域・筋力・身体の使い方・
歩行などを確認しながら、
症状の背景にある問題を考えていきます。
🏃「ほぐす」だけでなく「動かす」ことも大切
痛みが落ち着いてきた後は、
施術 → 動きの改善 →
筋力・運動機能の改善 →
再発予防
という考え方も重要です。
例えば、
✅ 足首が適切に動く
✅ 股関節を使ってしゃがめる
✅ 片脚でも身体を支えられる
✅ 膝が必要以上に内外へブレない
こうした身体の機能を整えることで、
膝だけに負担が集中しにくい身体を目指します。
「痛みを取ったら終わり」ではなく、
再び痛くならないために
身体をどう使えるようにするか。
ここまで考えることが、
長期的には重要です。
🏥こんなときは自己判断せず医療機関へ
以下のような場合は
セルフケアだけで様子を
見続けないようにしましょう。
✅ 強い腫れ・熱感がある
✅ ケガの直後から強く痛む
✅ 膝が完全に伸びない・曲がらない
✅ 膝がロックして動かない
✅ 片脚だけ急激に腫れてきた
✅ 強いしびれや筋力低下がある
✅ 安静にしていても強く痛む
✅ 発熱など全身症状を伴う
✅ 息苦しさ・胸痛を伴う
特に最後の症状は
血栓症など緊急性の高い病態も
考えられるため、速やかな
医療機関の受診が必要です。
✨まとめ
膝裏の痛みは
「痛い場所」だけを見ない
膝裏にはさまざまな組織が集まっています。
そのため、
膝裏の痛みをすべて
「筋肉が硬いから」と考えるのは
適切ではありません。
今回のポイントをまとめます。
✅ ハムストリングスや腓腹筋が
原因になることがある
✅ 膝窩筋など深部の筋肉も関係する
✅ ベーカー嚢腫では
膝裏の腫れや圧迫感が出ることがある
✅ 半月板など関節内部の問題でも
膝裏が痛むことがある
✅ 神経症状では腰や臀部まで
評価する必要がある
✅ まれでも血管の問題は
見逃してはいけない
✅ 「どこが痛いか」だけでなく
「いつ・どの動作で痛むか」が重要
そして何より、
痛みが出ている場所と、
負担を生み出している
原因が同じ場所とは限りません。
膝裏を揉んだり伸ばしたりしても
繰り返す場合は、膝関節だけでなく、
足首・股関節・筋力・歩行など
身体全体から原因を考えて
みることが大切です。
📍膝の痛みでお悩みの方へ
「ストレッチしているけど改善しない」
「歩くと膝の裏が痛くなる」
「病院では異常はないと言われたが違和感がある」
このような場合は、
身体の動きや膝に負担が
集中している原因を
一度確認してみることも選択肢です。
整体/整骨院壱番館では、
膝だけを見るのではなく、
股関節・足関節・歩行・筋力・
身体の使い方などを含めて評価し、
施術と運動の両面から
身体の改善を目指します。
「痛みを一時的に軽減する」だけでなく、
その先の“再発しにくい身体づくり”まで。
膝の痛みでお困りの方は
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📖参考文献・参考情報
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✅ Herman AM, Marzo JM. Popliteal cysts: a current review. Orthopedics. 2014;37(8).
✅ Makris EA, Hadidi P, Athanasiou KA. The knee meniscus: structure-function, pathophysiology, current repair techniques, and prospects for regeneration. Biomaterials. 2011;32(30):7411-7431.
✅ LaPrade RF, Wozniczka JK, Stellmaker MP, Wijdicks CA. Analysis of the static function of the popliteus tendon and evaluation of an anatomic reconstruction. Am J Sports Med. 2010;38(3):543-549.
※本記事は一般的な健康情報を提供するものであり、個別の診断・治療を目的としたものではありません。症状が強い場合や長期間続く場合、急激な腫れ・しびれ・胸痛・呼吸困難などを伴う場合は、医療機関へご相談ください。